荷物預かりサービスの「格」
世界一周の旅行中、各国いろいろなところで荷物を預かってもらいました。
どのように荷物を預かってくれるかは、本当に価格帯に比例して、ホテルの格が如実に出るところだと言うことを学びました。
2つ星以下のホテルの荷物預かり
それに対して安い宿は宿泊者の自己責任に全てが委ねられます。
最初に使ったカナダの2つ星ホテルで、ストレージルームに衝撃を受けたのは良い思い出です。
1泊 27,868円
あの時は、
「こんな掃除用具、物置と同じところに荷物を置くなんて!
監視カメラの何もないところで、他の宿泊客の人が悪意があれば簡単に持ち去られてしまう(不安)」
と思っていました。
しかし、それをここはまだ序の口。
ストレージルームに鍵があること、
その鍵はフロントにもらわないといけないこと、
ここにアクセスできるのは、スタッフと宿泊客に限られること、
などは充分抑止力の要素の1つとして機能することを後から学びました。
スイスの二ツ星ホテル、ドイツの共同バスルームのホテルなどではもっと簡素な仕組みでした。
ホテルがレストランを併設している場合に多いパターンだと思いますが、
レストランエリアの一鶴が荷物預かりスペースになっています。
ここは完全にオープンなスペースです。
宿泊客だけでなく、一般のお客さんも絶えず出入りするような場所であること、
さらには外の道路からも丸見えの場所が荷物置き場になります。
スタッフは当然、荷物に常に目配りをしているわけではないです。
また自分の荷物を持って帰る時もチェックも何もありません。
取り違えや持ち去りの可能性がないと言う前提で運用される方法です。
治安の良いところであれば良いですが、荷物を預ける側としては結構不安でした。
チューリッヒのホテル
1泊 JPY 12,851
私は念のためAirTagをスーツケースに仕込んでいました。
これで最悪持ち去られたとしても、少しは情報がつかめます。
あとはロストバゲージの対策にも。
これは心の安定のために買っておいてよかったなと思います。
4つ星ホテルの荷物預かり
マダガスカルの4つ星欧米系ホテル。
こちらのホテルでは引換券をくれました。
基本的にストレージの半券を持っていないと荷物が受け取れない構造。
荷物を預かるところは外から見えないところで、私からも、他のお客さんの荷物は一切見えません。
これが1番セキュリティーが高いランクになります。
(スタッフ内部の悪意のある犯行がない限り、ですが、流石に4つ星では大丈夫と思います)
1泊 59.54€ ≒10,240円
日本のホテル
日本のホテルを思い出してみると、1泊10,000円も行かないようなビジネスホテルですら引換券付きで荷物を預かってくれます。
これは当たり前のことだと思っていたけれど、実はありがたい素晴らしいことだと学びました。
今回は荷物預かりサービスに絞って書きましたが、
ホテル室内の快適さや食事などももちろん値段相応に比例するものでした。
日本の安くて品質が良いとサービスは本当に世界的に稀有!
というのを改めて認識しました。
日本は素晴らしい!私が今後海外に永住することはないでしょう。。。(これが今回の旅の一番の学びでした)
帰国まであと1週間弱!
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