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秋の香りのつくり方。
こんばんは、看護師+アロマセラピストのyukinaです。毎季節、季節の香りを調合してブレンド精油をお届けしている「香る定期便」。初めて使用するエッセンシャルオイルや、珍しいものを調合する機会のため、私自身も楽しみにしているお仕事です。クリニカルアロマセラピストとして、その季節に合うエッセンシャルオイルをブレンドし、季節の香りを作っています。どのように調合しているのか、本日はこちらでお伝えします。
ブッダウッド
2023年秋の香りは、初めて試してみたい香りがあり、その香りを中心に作りました。今回使用したいと思っていた香りは「ブッダウッド」という木の香りです。ブッダウッドの木の中心にある芯材から抽出されており、非常に貴重な香りです。深く吸うことができる香りのため、深呼吸を促します。
成分はeremophilon (ケトン類)40-45%、サンタルカンファー(ケトン類)15-18%など。
同じく木の香りとして有名なサンダルウッドと香りを比較されることが多いです。ウイスキーのように芳醇な香りなので、他の香りとも相性が良いです。この香りに出会ったとき、秋のブレンド精油に加えたいと、寝かせておりました。
実際に調合してみると。
最初に香る香り TOPノート
このウイスキーのようなブッダウッドを中心に秋らしい香りに仕上げていきます。柑橘系の香りとはすべて相性が良いと思います。
ただベルガモットやマンダリンなど、重めの柑橘系のエッセンシャルオイルよりも、わたしはさわやかな香りと合わせてブッダウッドを引き立てたいなと思い、レモンの葉の精油であるレモンペティグレンとあわせてみました。合わせた瞬間、これ以上の相性はないというくらい、香りの広がりがベストマッチ。迷わず決定。
最初はレモンとグリーン調の香りがひろがり、最後はウイスキーのような豊潤さ。今度は中継ぎの精油を決めていきます。
東洋医学:秋の香りを加えると。
秋の香りなので、秋の体に必要な香りを使っていきます。
東洋医学で秋は「肺」の季節とされており、ユーカリやティーツリーなどのスースーするような精油が代表的。また深呼吸を促すサンダルウッド、ベンゾインなどの香りも肺の精油の役割を果たします。
甘さを足したかったので、ロザリナ(ラベンダーティーツリー)を選択。この精油も秋にぴったりです。
もう少し、秋の体に合う香りを加えたいなと思った時に、浮かんだのはフランキンセンスでした。ただフランキンセンスを合わせると甘さが協調してしまう気もしてしまい。フランキンセンスの中でも甘さが少な目でたくましい種類、フランキンセンスフレレアナ種を合わせてみました。
ここまで4種類合わせた所、かっこいい香りが出来上がりました。ここで仕上げてもよいくらいだったのですが、寒くなる季節にほっこりする部分もある香りに仕上げたかったのです。
ラベンダーを加えることにしたのですが、ここも普通のラベンダーでは面白くない(笑)一気に雰囲気を崩しかねません。
そこで選んだのがラベンダーの全般的な香りを醸し出す二酸化炭素抽出の香りでした。香りの全体的な雰囲気を変えずに、温かさを加えたいのです。
そしてフランス産のラベンダーの甘さではなく、インドのカシミール地方で育ったものを選択。
とても全体的なバランスがとれ、素敵なブレンドに仕上がりました。
秋のブレンド精油2023
・レモンペティグレン
・ロザリナ
・フランキンセンスフレレアナ
・ラベンダーカシミールCo2
・ブッダウッド
の5種類を合わせ、さわやかに香りはじめ、秋の体調を整えながら、芳醇に香り高い。素敵な香りが出来上がりました。
ぜひぜひ秋の夜長に。香りをお楽しみいただけたら幸いです。
お風呂の洗い場に3滴ほど垂らし、シャワーの熱湯で香りを広げるととてもリラックスできます。おすすめの使い方です。 yukina
オンラインストアからご購入頂けます。
いつもサポート頂きありがとうございます。メッセージも読ませて頂いていますので、メッセージも頂けると尚嬉しいです。新たな香り探しに使わせて頂き、執筆活動やアロマセラピーの発展に活かしていきます。今後もより楽しみながら活動していきますので、よろしくお願いいたします。