【鬼滅の刃】このブームで思うこと

タイトルはこんな風にしたが、別に隠すつもりはない。「鬼滅の刃」のことだ。

前々からこの作品について思うことはたくさんあった。だけど、有名になるにつれ「キメハラ」なども生まれ、この話題はどこかセンシティブな気がしていた。

しかし、アニメ映画が興行収入一位目前の今になって、この記事を書かずにはいられなかった。

初めに言っておこう。僕は「鬼滅の刃」という作品が好きではない。ここから先の記事は僕の独断と偏見が多く存在する。

しかし、決して「鬼滅の刃」という作品を否定する意思はない。ましてや、そのファンを侮辱するつもりもない。ファンとアンチが存在してこその作品だと思っている。それを理解した上で読み進めていただきたい。

僕は物語が好きだ。小説はもちろん、漫画、ドラマ。多くの作品に感動してきたし、全く面白くないという作品にも出会ってきた。

しかし、今まで僕が生きてきた中でヒットしてきた作品はちゃんと読んだことがなくても、面白いと思えるような作品ばかりだった。

例えば、「ONE PIECE」や「銀魂」。どちらもちゃんと原作を読んだことはないし、アニメもあまり見たことがない。しかし、テレビなどで放送しているものを少し見たりすると、それだけで面白いと思えた。人気であることにも納得がいった。

ましてや、現在興行収入一位の座に君臨している「千と千尋の神隠し」はジブリというブランドも相まって一位にふさわしいと思っている。

「鬼滅の刃」はどうだろう。実は、アニメで認知度が一気に広まるよりも前。連載が始まった頃こら僕はこの漫画の存在を知っていた。しかし、全く面白さがわからなかった。正直、駄作だと思っていた。

それが数年後にアニメ化して、映画も大ヒット。一位に迫っている。

それだけ「鬼滅の刃」が多くの人に愛され、面白いと思われているのはわかった。

だが、上位に君臨する作品には上位であることを納得できる面白さがあってほしかった。

「千と千尋の神隠し」も「アナと雪の女王」も面白さがわからずに人気であることに困惑していた人が確かにいるかもしれない。

しかし、自分がいざその立場になると気持ちの整理がつかなかい。

上位の作品は誰にとっても面白いものであってほしい。そんなことはありえないのに。