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ハタチの時の私
iPhoneのメモの整理をしていたら、ハタチの頃に描いていた日記のような、詩が雑然と書かれているのを発見しました。
ちょうど心の体調を崩し始めた頃、ハタチという節目に書かれていたことが興味深く、懐かしくも感じられたのでnoteに書いてみようと思います。
幸せ
何者かを演じ、美しい笑みを浮かべ、一筋の涙を零し、多くの人から喝采を浴びる。
そんな役者に憧れた。
けれど私のいちばんの幸せはそんなことではないと、かけがえのない存在が目を細めて笑うたび、声を出して笑うたび、私の胸をひたひたと、太陽の匂いで満たしてく。
憧れた人生はまたいつかこの人生を超えた場所で、
いや、
もう必要はないかもしれないとさえ思う。
水溜り
レントゲンに映らない心も 胸の奥の痛みがその場所を伝える。
降り続いた雨が作った軒下の水溜りは、凍る。
ふとした衝撃に触れただけで 、水面にヒビが入って
ゆっくり水に戻っていくのに、 また冷たい夜がやってくる。
繰り返す、 雨がまた降る。 広がる、 冷たい水溜り。
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読み返してみると、なんだか二つの作品がチグハグで、当時考えていたことがわかりやすく言葉に表れていると思います。
将来幸せであることを望んでいるけれど、辛い未来が待ち受けているんじゃないかと怯えてもいる。今の私も変わらず、期待と不安を持っているし、きっと誰しもがそうだと思います。多分私は普通の人です(笑)現状に焦りがあるのは今も変わらず、二十歳の時から何も変わらない気がします。人生の中で今が停滞期なのか、これからいいことあるのかないのか、どんなに考えても未来のことはわからないですよね。それでも、不安と期待を持って私はこれからも自分のために詩を書いていこうと思います。本当にたまにしか更新していませんが、興味を持って読んでいただけたら嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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