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私なりのTL小説執筆執筆こだわりポイント!

こんばんは。月乃ひかりです。主にTL小説の作家業をしています。

小説家なろうの大人向けノベル「ムーンライトノベルズ」にて、今年もムーンドロップスレーベル様のコンテストが今年も開催されますね。
ムーンドロップスレーベル様では、4作品をリリースさせていただいております。
デビュー作の「宮廷女医の甘美な~」は、竹書房ムーンドロップス初期の単行本で発売させていただき、その後、同じ竹書房「恋愛天国様」にてコミカライズされ、そしてなんと、韓国、スペインでも発売されることが決まっています!
また2作目の「軍神王の秘巫女」は、月乃史上初の重版作品となりました!

ムーンドロップスレーベル様は、他にないオンリーワンの作品ばかりで、個性的なお話が多く、きゅんきゅんするエッチシーンも濃厚で大好きなレーベル様です!

私はコンテストには縁がなく、拾い上げていただく場合が多いので、あまり参考にならないかもしれませんが、私の場合のTL小説を執筆するうえでのこだわりポイントや執筆の流れをご紹介しますね。

まず、小説を書くにあたって皆さん、プロットを作るかなと思います。特に商業は編集者さんにプロットを何本か提出し、通ったものを執筆するかなと思います。
レーベル様によっては、プロットのひな型みたいなものがありますが、それとは別に、私は自分用のプロットを作っています。
自分用と言っても、私の場合は、冒頭からエンディングまで、ずらずら~っと書きなぐりまして、大体文字数にして2万字程度をまず書きます。
特別なスタイルなどなく、ちょいちょいセリフを入れ込みながら、だらだらと最後の結末まで書きます。

そのあと、各話に分けて1話ずつ書いていくのですが、私の場合は、文庫12万字程度の場合、1話5千字として全20話で編成します。
そしてエッチシーンは7千字から一万字、合計3回程度で入れ込むように初期設定します。
私の場合は、エッチシーンが長くなりがちなので、全体の文字数を10万字程度と少なめに設定しています。

書き始める前に、最初に作った自分用のプロットをまず20話に分解します。
2万字のプロットを各話の見せ場を考えつつ、各話1~20話で区切ります。
ヒロイン目線だけでなく、必ずヒーロー目線を入れるようにしています。
(これは好みもあるかもしれませんが、私はヒーロー目線がめっちゃ好きなので必ず入れます。海外ロマンスには必ず入っていますよね!あんな感じで、ヒロインが好きなのに思いが伝わらず葛藤しているヒーローなどの目線を入れ込みますw)
読者様が飽きないような物語の起伏やバランスのいい視点移動を考えます。

また、各話の中に必ず、見せ場のシーンやセリフなど印象に残るような物語のアップダウンが入るようにいたします。
また、各話の最後の文章を次の話につなげるような意味深な終わり方や言葉などを意識します。

これは、読んでいてだらだら感がでないように、例えばドラマのシナリオのように、各回何かしらの事件や見せ場が出るように考えます。
小説でこのように各話での見せ場を作っておけば、あとからコミカライズされやすいかな、なんて思ったりしています(笑)
コミカライズだと単話配信が多いので、各話に見せ場があった方がコミックになりやすいと思い、今は小説→コミカライズに進むことが多いと思いますので、小説の執筆段階からコミカライズも見据えて、各話の盛り上がりを考慮して書いておくといいかもしれません。

そして、あとは1話ずつひたすら書いていきますが、必ずエクセルに各話の予定文字数と実際に執筆した文字数を記録しておき、各話何文字で書いているか随時把握しています。
書いている途中や、最後で文字数を調整するのにとても役立ちます。

書き始めると、意外と作家の頭の中って言葉よりも文字数でいっぱいになりますよね(笑)
また、私の場合ですが、ヒロインが悲しむシーンなどは、切ない音楽をたっぷり聴いて、自分の心情をヒロインサイドの切なさに落とし込んで、半ばヒロインの心情とシンクロして書くようにしています。
なので、泣きながら書いていることもありましたし、書き終わった後はめっちゃぐったり疲れます……w
あとは、胸キュン要素を自分なりに考えて入れ込みます。

大切なのは、やっぱりオンリーワンでしょうか。
自分だけの物語、自分のカラーは何だろう?と考えて、書くようにしています。読み終えた後に読者さんにこの作家さんの作品を次回も読みたいな、って思ってもらえるように考えて、自分なりの作品創りを考えます。
人気作も世に沢山ありますが、自分が書きたいものをいかに自分らしく魅力的に書くか、他の作品の真似ではなく自分と作品と向き合って書くことが大切かなと思っています。

また、ムーンドロップス様の場合は、通常のヒストリカルだけではなく、ファンタジー性を大事にされているので、ムーンドロップス様のプロットづくりではファンタジー性が強くなるようなお話を意識しています。

今回のムーンドロップスレーベル様のテーマは「溺愛」ですね。
私の作品ですが、溺愛以外の何物でもないので、ぜひ、興味がある方はどうぞお手に取って読んでみてくださいませ!
溺愛もストレートな溺愛、一見冷めてるけど実は溺愛、変質的な溺愛、色んな溺愛があるかなと思います。
ヒーローが百人いれば、百通りの溺愛があるので、自分のヒーローならではの溺愛を考えるのも楽しいですよね。

さて、私の近況ですが、ようやく本業の修羅場から脱しました……。
8月からずっとほぼ毎日残業、一日15時間、夜中の23時、0時過ぎまで残業が続いたりして、さすがに体調を崩しました……。
職場でも朝からずっとPCを見ているので、もう家に帰って目が空かないし、文字も追えず頭にも入らない感じでした。ようやく12月になって、20時には帰れるようになりました。
Twitterで弱音も多々吐き出してしまいましたが、ご心配下さった皆様、ありがとうございました。
色々レーベル様にはお待たせしてしまい、ご迷惑をおかけしているので、頑張って執筆いたします。来年、色々お知らせできるかなと思います。
それでは、コンテストに参加される作家さん、一緒に執筆頑張りましょう~!









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