「情報」の思い出①
昔、阿倍野高校で教えていた頃(平成八〜十五年)、「情報」の授業が必履修科目になる移行期に、数名のパソコンの使える教員がピックアップされ、仮免許で「情報」の授業を教えることになった。
その辺の状況について、覚えていることを述べたい。
ある日、管理職に7、8名ぐらい呼び出され、「情報」の授業を担当するように言われた。
いやもとい、もう少し正確にいうと、あらかじめパソコンの出来そうな教員に書面で引き受けるかどうか尋ねられて、OKした者が集められた。
そして仮免許のための申請書類に判を捺したように思う。管理職は引き上げた。
後は、打ち合わせになった。
主担は体育の教諭だった(α教諭としておく)。
α教諭が、授業の流れを説明した。
授業はひとクラス2時間連続、一人がメインで授業し、もう一人がサブに入る。水曜午前1,2限にα教諭がメイン、私がサブ、その日の午後5,6限に私がメイン、社会のβ教諭がサブになった。木曜は確か終日メンテのため、情報の時間を空けてあり(一つには木曜にホームルームの時間と放課後職員会議があったからでは、と思う)、金曜は同様にβ教諭がメインで授業し、γ教諭がサブに入って、午後γ教諭がメイン…という具合にして、月曜火曜も別の人員を入れていった(この時はすでに国の方針で完全週5日制になっていたので、土曜はなかった)。
つまり、メインの授業を見て、サブの教員
は、次の時間のメインとなり、次の時間のサブはメインの授業を見て、次のメインに、というわけだ。
教えた内容は、コンピュータの歴史、Word、Excel、PowerPointだった。
私は論文を常日頃Wordで打っていた(学生時代から平成八年ぐらいまで富士通のオアシス親指シフトだったが、Windows2000で乗り換えた)のと、当時既にホームページを制作していたこと、当時の夫がソフトウェア関連の仕事をしていたので、どうしてもダメなら、家で教えてもらえば、ということで、何とかすることにした。
確か、最初の2時間分だけ特別に教えてもらったような記憶があるが、それはExcelだったかも知れない。私は当時他の人が作ったExcelに数字を打ち込むだけで、全然わからなかったからだ。
朝2時間見て、午後2時間同じように教えれば良かったが、ある時、時間割変更で私の方がα教諭より先にメインで授業することになり、その後、それが覆ることはなかった。話が違う〜と思った。
Excelに関しては、かなり無理があったが、一応教科書もあったし、何もなくてもパワーポイントは楽しかった。
次回は実際どんな感じだったか述べたい。
サポートよろしくお願いします。また本を出します〜📚