日暮とわちゃんの名言と自己肯定
「半妖の夜叉姫」21話でとわちゃんが言った言葉。
「でも私だって中途半端な半妖なんだしそんなこと気にする必要ないよ。理玖は理玖なんだから」
21話について
21話は謎多き青年・理玖ととわちゃんが急接近するエピソード。
今までベールに包まれてきた「理玖」のことが少しだけわかってくる。
そんな交流の中で、とわちゃんは彼に
「理玖!愛とか恋とかよく分かんないけど好きって気持ちなら分かる!
私、理玖のことが好きだ!」
と…!!
この「私、理玖のことが好きだ!」も相当破壊力が高い。
どう見ても告白…ドキッとする。
さらにその直後には「虹色真珠」を求める理玖のために、自分の持つ大事な「銀色真珠」を渡してしまうとわちゃん
(それも自分の意思で)
二人の尊い関係性にドッキドキ…!!
理玖は自分の事を
「オイラは生き物としては紛いものの類いですから」
と語るなど、自分という存在を否定的に見なしている様子。
それでもとわちゃんは彼に向かって笑顔でこう語る。
「でも私だって中途半端な半妖なんだしそんなこと気にする必要ないよ。理玖は理玖なんだから」
理玖は今作に登場する大ボス「麒麟丸」の配下であり、分身。
周りからの冷遇、特殊な生い立ちのせいで自分を愛せず「紛いものの類い」と否定的に見なすようになった。
自分を否定的に見なしたり、コンプレックスを抱えて「自分なんてダメだ」って思ってしまう気持ちはわかるんだよなあ
私も短気、嫉妬深い、涙もろい、プライド高い、びびり、ネガティブ、落ち込みやすい…と言った「汚点」がいっぱいあるから
「こんな自分なんてダメじゃん、最悪だ」と悩むことがしょっちゅう……
コンプレックスまみれですよ……
「こういったダメダメな自分が存在していてはいけない」と思うことも……
30代に突入した今も。
だけどそれも「自分を構成する一つ、大事な要素」なんだろーな
理玖が「麒麟丸の分身」であり「紛いもの」であっても「理玖は理玖」であるように。
ネガティブだってポジティブだって「自分の要素」である事には変わらない。
ポジティブは受け入れやすいけど自分で探し出すのは難しいし自分でそれを誇るのもなんか…ちょっと…ってなりがち。
ネガティブは自分で簡単に見つけられるけど受け入れづらいし、他人に言うのはハードル高め。
でもどっちもまとめて「自分」!
どうやったらどっちもひっくるめて自分だ、と言い張れるようになるんだろうか。
他人から否定されると「自分が自分である」って思うのはなかなか難しいんだよね……
他人のいいところと自分の悪いところを比較し、「あの人がこんなに頑張ってるのに私って…」と思いがち。
自分はその人ではないから、比較したって意味はないんだけどね。
「他人を愛するなら自分から」ってよく言うけど、それはその通りだと思う。
理玖もとわちゃんの光や愛を受けて変わっていったキャラだし。
やっぱり自分に愛を向け、他人にも愛情や思いやりを向ける。
どっちも大事だね…!!
なんかつい「自分を褒める、愛するのは悪いこと」って思っちゃうけど。
どうやったら自分を丸ごと愛せるのか、それは永遠の課題だね…!
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