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「水星の魔女」5話のエラン君の扱いに疑問を感じた話。

現在、TOKYOMXで「機動戦士ガンダム 水星の魔女」が再放送中!

次回放送分は(9/19)第5話「氷の瞳に映るのは」

この回を見てて気になったことが…



※※※ ネタバレあり注意! ※※※





「エラン君の扱いが不憫すぎる」……

5話で抱えた秘密が明らかになるエラン君。

人に心を開かず、クールな風貌から「氷の君」と一部女子生徒間で人気なこと


そして


「強化人士(きょうかじんし)」と呼ばれる強化人間・被験体である事が明らかになる。


のだが


あんまりにも憎まれ役・悪者みたいに描かれすぎてて。


こちらのnote記事でも

「本話でヒデェ扱いのエラン」

と書かれてしまう始末(´;ω;`)


1.スレッタに対する態度の変貌

今までは主人公のスレッタに優しく接していたエラン君。

それは彼女も自分と同じ強化人士かもしれない、という想いから。

しかし、ガンダム・エアリアルを巡るある出来事からそれが違ったと判明するやいなや手のひらを返したように態度が変わってしまう。


彼女に対して

「鬱陶しいよ君は」

「モビルスーツが家族?あんなもの僕には呪いでしかない。同じだと思ってたのに。君は…僕と」

と辛らつな言葉をぶつけ、スレッタはショックで泣いてしまう…


これは彼が強化人士兼影武者(これは6話で判明する)であること、過去の記憶がないことから

「自分には何もない」と自分を責め、恵まれた相手への嫉妬や酷使される事での精神的ダメージがたまっていったからなんだけど

それに対するフォローが全くなく、ただ彼が「理不尽に態度を変えて相手を傷つける感じの悪い奴」「身勝手なヤツ」にしか見えない描かれ方をしたのはどうなんだ…と思う。



2.グエルを決闘で叩きのめす

重たい雰囲気に駆けつけたグエル。

彼は2度目の決闘でスレッタに認められてから、彼女に好意を寄せるようになる。

後輩であるフェルシーからスレッタとエラン君のデートの一件を知らされいてもたってもいられず現場に駆けつけたのだが、

悲しむスレッタの様子を見て異変を察知し、激しい怒りのままにエラン君を問い詰めるとそのまま決闘に。

腹違いの弟・ラウダの機体であるディランザを借りて出撃するグエル

対するエラン君は新型機「ガンダム・ファラクト」で出撃。

ファラクトに傷一つつけられず敗れ、痛めつけられるディランザ

グエルが筆頭を務めるジェターク寮の面々はその様子に心を痛める…


これじゃあまるでエラン君が悪役じゃないか!!


去年の初回放送時、この回を見て正直ショックだった…彼の扱いに。

せっかくエラン君メイン回っぽいから楽しみにしてたのに……

これを見てて「彼の振る舞いや言動に反発して批判してる視聴者も多いんだろうな」と思ったら案の定そうだった様子…

ただ、そういう意見を見るのが嫌だったので感想を見て回るのを避けてた結果直接エラン君への批判・中傷の投稿を見ることがなかったのは幸いだったけど。


いいところも魅力もたっぷりあるのに、彼はただ辛い境遇にいて傷ついていただけなのに

それを無視して「いやなヤツ」一辺倒の描写をされ、非難の標的にさせられたのは非常にショック!!

彼が悪役とかそういうポジションならまだわかるけど、そういうキャラでもないのに…

せめて彼の態度が豹変した理由を劇中で明確に語るなど、何かしらのフォローがあれば良かったのに…(´・ω・`)

ファンとしては凄く辛かったです……


続く6話では彼を取り巻く重たい境遇が明らかになったり、決闘の末に大事なことを思い出せてデレを見せたりしたけどあの結末…(ノД`)


確かにキャラの行動や発言で炎上して荒れたりとかそう言うことはある。

「見ようによっては良くとれる」「人によってはこのシーン・台詞を悪く受け取ってしまう場合もある」

って事はあるけど、

今回は明らかに一人のキャラを悪い方向に描きすぎてる気がするんだよなあ…(´・ω・`)

いいキャラなのに、こういった描写のせいで誤解されたり批判の的にされてしまうのは辛い。

大好きな推しだから余計。


ただ、こうやって彼を否定的に見なしたり「なんだこいつは!」って思う人がいても

彼の事を大好きで愛してる人がいるのもまた事実なんだよね…

せめて私だけでも、彼の痛みに寄り添ってやりたい。

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