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専任講師の仕事🖥進学指導など👩‍🏫

 日本語学校の専任講師の仕事について。以前もリスト的に書きましたが、今回は「学生指導」について書いてみたいと思います!

 日本語学校によって学生指導を専任だけがするところと非常勤講師にも学生指導がある学校とがあると思います。私はこれまで3つぐらい学校を変わりましたが、2つは専任講師のみが学生指導を行い、もう1校は主に進学指導などを非常勤講師の先生にもお願いしていました。今の学校は専任のみが行うので、そのことについて書いてみます。

 日本語学校の教員になる際に、学生指導があるかないかで専任を選ぶか非常勤講師を選ぶか、考える方もいらっしゃると思います。授業メインで考えたいという方は非常勤が向いていると思います。確かにめんどくさいことは多い。言うこと聞かない学生は多いし、進学先が全然決まらない学生がいると焦る。非常勤の先生の方が授業準備に時間をかけられるので、私よりいい授業しているだろうなって思うこともある…

 それに対して専任は授業以外の仕事がものすごく多い!最初は、「こんなことまでしなければならないの?」と思うことがたくさんありました。日本語教師になりたての頃は経験もなく、進学先を学生に相談されてもなかなかパッと答えられず、悔しい思いをしたこともあります。今もそうですね。進学先の状況は年々変わり、これまですごく簡単に入れた学校(名前書ければOKとか…)でも、最近はレベルが上がり、入るのが難しくなった学校。「どんな学校がいい?」と聞いても「学費が安い学校!」としか言わない学生。レベルが全く合わないのに難しい学校を希望に挙げる学生とか…。

 そんな学生たちの話を根気強く聞き、締め切りに間に合うように連絡し、必要な書類を確認し、提出させ、面接練習をする。そこまでしても不合格になればまた最初からやり直し…。

 今も担任しているクラスには4名ほど進学先が決まっていない学生がいます。1人は大学院、もう1人は大学、もう1人は専門学校、そしてもう1人は就職…😭全部違う😭そのうち2人は受験済みなので、結果待ち状態。来週にでも発表になるでしょう。受かっているといいな…。

 問題は就職だと思います。特定技能ビザなんてものができたせいで、日本語学校卒業後、そのビザに走る学生が増えています。なんてこったい…。日本語学校の負担がまた増えるよ😭就職ビザについても勉強しなければならない…。

 そんなことがあったとしても、私は専任講師であり続けたいと思っています。専任には専任の良さが、非常勤には非常勤の良さがあります。その反対も。だからどちらでもいい。本人がいいと思う方をその時の状況によって選べばいい。

 最近はオンライン日本語教師というものが流行っている。「誰でも簡単に日本語教師として稼げます!」みたいなのも。そういうものもなんとも思わない。やりたい人がやりたいことをやればいいと思います。私は21歳の時から時間もお金もたくさんかけて日本語教育について経験を積んで来たつもりです。そしてその結果として専任講師として働くという結論に達しました。学生指導で困りながらも他の先生方と相談しながら助け合いながら、会社という組織の中で働くのが好きなのかも。だからフリーランスという形も考えたことはありません。副業講師はちょっとやってみたいけど…

 専任講師にしかできない仕事もあります。だからこのままできる限り頑張ります!

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