私の転職と年収の変遷② 正社員になれない!
業務委託から営業契約社員に
専業主婦の8年のブランクの後、
38歳で業務委託として新規媒体の広告営業で再就職を果たし
なんとか成果を出して、営業の契約社員となった。
契約社員になったことで、社保に加入できた。
それが、一番嬉しかったというか、ホッとした記憶がある。
私の配属先は、新宿の首都圏営業部。
主に都内の流通業やアミューズメント施設、飲食店、教育関連業種などを
担当することとなった。
新規開拓もやりながら、既存の広告主も引き継ぎ
毎日アポどりしては提案書を作り、見積もりを作成し
取材に立ち合い、原稿の校正し、掲載紙を届けたりと
忙しくも充実した日々を送っていた。
アポどり電話や商談、取材など人と接せること楽しかったが
エクセル、ワード、パワーポイントも復帰後初めてだったから
提案書も見積もり書を作るのも、最初は本当に時間がかかって大変だった。
日中は営業先を訪問して、夕方帰社してから22時近くまで、PCに向かって見積もり書や提案書に悪戦苦闘する日々。
まさかの年齢制限が!
契約社員としても、結果が出せるようになってきたら
だんだんと欲が出て来て、今度は正社員になりたいと思い始めてきた。
当時勤めていた新聞社は正社員転換もやっていたため
当時の人事担当から、正社員になりたいのだったら、正社員に応募してみるといいと言われた。
もちろん、願ってもないことだったから、応募したのだったが
驚いたことに、本当は当時の会社は多かったのかもしれないのだが
社内からの社員転換制度には、年齢制限があって
なんと40歳以上にはその資格がないということだった。
そのことを知った時の私は
本当にショックで、ショックで
そして希望が見えなくなって呆然としてしまった。
頑張って成果を出せば、契約社員から正社員となることができると
そう思って、大切な家族との時間を削って仕事をしていたのに
人事担当に対しても腹がたった。
事前に確認してから言ってほしかった。
その気にさせておいて、突き落とすなんてヒドイ!!
どうしたら、8年のブランクが埋まるのか・・・
どうしたら、正社員になれるのか・・
頭の中をぐるぐると回っていた。
資格の勉強を始めてみた
正社員になるためにも、さっさと転職しようと思ったが
採用してくれる会社はあるのだろうか
今の私に誇れるものはあるのだろうか
と、考えると思ったような転職先が見つかるかどうか不安だった。
どうしたら正社員になれるだろうか そればかり考えながら日々過ごしていた。
当時、中小企業の経営者と売り上げを上げることについて話をすることで、
経営者の悩みを聞く機会も多くなっていた。
その中でいろいろ調べた結果、中小企業診断士の資格というものを知る。
広く経営について学ぶことについては、以前より興味もあったこともあり
資格を取得するために、週末は朝9時から、夕方の5時まで専門学校に通い
勉強をすることになった。
電車の行き帰りや疲れて帰ってきても、なんとか少しでも勉強時間を確保しようと必死だった。
もちろん調べている中で、資格が取れたからといって、
弁護士や税理士のように道がぱっと開ける資格ではないことはわかっていた。
しかし、とにかくやってみようと思ったきかっけとしては
努力した証にはなると思ったことと
何もしないでいると不安でしょうがなくて勉強することで不安を解消していたのかもしれない。
中小企業診断士の大学の先輩に誘われて
そんな時に、大学時代の同じ心理学科の同級生から、先輩が一緒に働く人捜しているけど誰かいないかという連絡があった。
その同級生と以前同じ会社にいて今自分で独立してマーケティングリサーチをやっている大学の先輩が、仕事が忙しくなってきたので会社組織にして、従業員をさがしているというのだ。
その人は中小企業診断士の資格も持っていて、流通業界で長らくマーケティングリサーチ、特にグループインタビューのモデレーターを専門にやってきた人だという。
俄然興味がわき、会ってみることになった。
マーケティングリサーチの手伝いをすることに
週末通っていた専門学校の授業も終わり、中小企業診断士の1次試験も受験したが、財務会計と情報システムが合格点に達しておらず、2次を受験することができなかった。
ただ、週末に少し時間もできたために、先輩の仕事を週末を中心に手伝ってみることにした。
アルバイト代ももらえるし、興味のある分野だったこともあって
先輩と会って、すぐにやることを決めたように記憶している。
こうして、広告営業からマーケティングを勉強することとなる。
実は、新聞社に在籍していた折に、新規事業の提案制度に一度応募したことがあり、審査を通過して社内事業として提案できるようにするために社内で事業研修を受けたことがあった。
実は、その研修で学んだことや講師の先生との出会いは
私の今後の仕事人生において重要だったと感じているので、次はそのことについて書いてみたいと思っている。
さて、今回は先日娘と2人で久しぶりにフレンチのランチを食べた際の
デザートの写真。
シャインマスカットのタルト。
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