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子宮筋腫の大きさで手術するかどうかは決まる?

「子宮筋腫で子宮全摘することになった」
そう伝えると必ず「私もあるよー!そんなに大きかったの?」と聞かれる。
私も手術をするまでは、手術するのは筋腫が10センチとか、巨大筋腫の人がやるものだと考えていた。

実際私の子宮筋腫は6センチほどで、あとは小さな筋腫がちらほらあるくらい。
それにも関わらず、1か月近く生理が続いて不便な生活を送っていた。
「このサイズの筋腫で手術する人っていますか?」
手術するかどうか迷っている一番の悩みを担当医に問いかけたところ
「筋腫の大きさは関係なくて、どういった症状が出ているかで決まる」ということだった。
実際、私の場合もダラダラと続く出血の原因は6センチの筋腫ではなく、小さな筋腫のせいだった可能性が高いらしい。

自分の生理が正常かどうかの判断

私の生理は周期が狂うこともないし、タンポンも使ったことがなかった。
一日目~二日目あたりの量は多いが、一時間おきにナプキンを変えれば問題ない。
鎮痛剤を飲むことはよくあるが、みんな飲んでるものだと思っていた。
生理の量が多いと感じたことはそんなになく、むしろPMSによる生理前からの腹痛のほうがつらかった。
こんな私でも子宮全摘することになったのだから、生理の苦しみはこんなものだと思い込まず、一度婦人科を受診してほしい。
正直、婦人科を受診するまでホルモン剤はピルしか知らなかったので、ジエノゲストやレルミナといった選択肢があることに驚いた。
内診が嫌で婦人科に行きたくない方も多いとは思うが、女医さんが経営しているきれいなクリニックも増えているので、鎮痛剤を使うほど生理で苦しんでいる方はぜひ一度行ってみてほしい。

子宮筋腫は大体みんなある

子宮筋腫は30歳以上の女性の20-30%の割合で発生する腫瘍だ。
月経が早く始まった人も子宮筋腫になりやすいらしいが、私の初潮は中1の夏だったのでそんなに早くもない。
考えられるのは、我が家はひとりっこなこと、そして生理が25日周期だったので人より月経回数が多いかもしれない。
栄養状態の改善や少子化による出産回数の減少で、現代の女性は月経回数が増加しており、そのせいで子宮筋腫や子宮内膜症、月経困難症などの病気が増えてきているらしい。
私が思うに、人間の身体はそれだけ長く生きるように想定されていなかったんじゃないかと思う。

人間の自然寿命は38歳!?

 DNAを解析することで動物の寿命を推定する方法によれば、人間が天から授かった生きられる期間は本来38年程度であるらしい。

 オーストラリア連邦科学産業研究機構の分子生物者ベンジャミン・メイン氏らが『Scientific Reports』(12月12日付)に掲載した研究では、動物が年齢を重ねるにつれてDNAがどのように変化するのかに着目し、そこから寿命を推定する方法が考案された。

https://karapaia.com/archives/52285644.html

この研究が正しいとすれば、現代の女性の月経回数に子宮は耐えきれないなと感じた。
大体、毎月子供を産むために子宮内膜を厚くし、受精卵が着床しなければはがれ落ちるなんてシステムどう考えても体に良くない。
子宮が取り外しできればいいのに。

一点ずっと気になっているのだが、子宮を全摘した場合卵巣はどこにくっついてるんだろう?
もしかしてどこにも固定されていないのだろうか?
ずっと疑問なのだが、そんなバカみたいな質問を担当医にしてもいいのか分からずひとりで悩んでいる。

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