身近な親より身近な友達
さて、今日は何を書こうかな?と思ったとき、ふと今自分の周りにいてくれるママ友たちを思い浮かべた。
救急車に乗って、手術して、退院して。
ここ最近の私はとても忙しかったけれど、自分が人に恵まれていることを実感できた良いチャンスでもあった。
癖のある我が母
そもそも、私には手術の予定があった。
普通の親子なら、きっと自分の体調に異変があって、手術しなければならないとなったら、自分の親にも全てを話すのかもしれない。
私の親曰く、私は変わり者で非常識な人間らしい。親を愚弄しているとか、蔑ろにしているとか怒りに任せて色々と説教をくらったのが退院したその日である。
その理由は、全身麻酔で手術をするような病気が見つかったのに、事前報告をしなかったかららしい。
私からしてみれば、最近体調が良くないと言っていた親に余計な心労を与えない為という理由もあったのだが、そこはどうでも良いらしい。
もちろん手術が終わってから、実は…と話す予定で、その時に怒られればいいやと思っていたので、どのみち怒られる覚悟はしていたのだが(笑)。
本音を言えば面倒だと感じていた部分も否めない。
もちろん心配をしてくれているのは分かる。だが、私もすでにそろそろアラフィフという歳だ。自分の家庭もある。
コロナ禍というこのご時世に、手術に立ち会いたいだの逐一手術の経過報告をさせるだの、ちょっと面倒なことを言い出しかねない人なので、うちのパパが板挟みになるのは目に見えていた。
私自身、入院中に術後すぐに連絡をしなければいけないとか。気持ちが休まる訳がない。
出来ればそういった、手術から入院期間中の手間は省きたいと思ってしまったのだ。
これが、どうやら駄目な事らしい。もし、子供が同じような事をしたら、あなたはどう思うのか!と鼻息をフンフンさせながら電話口で怒っていた我が母だが、聞こえるか聞こえないくらいの声で
「ぇっ、気が利く子だなって思いますけど…」
なんて答えた私は、常識はずれなのだろうか?(笑)
ちなみに、いつこの騒ぎがバレたのかというと、鼻が利くというか、間の悪い(良いのか?)人なのか、孫にたまたま連絡を入れてきたらしい。
我が子は、まさか私が親に何も知らせていないとは思っておらず、救急搬送されたことを話してしまったようで、そこからパパへの集中砲火だったらしい。
事前に報告しようがしまいが、結局板挟みになる運命のパパには申し訳ない事をしたが、私からすると無事に回避できるのであれば、この癖のある我が母の面倒を回避させてあげたかったのも本音なのだ。
身近な友達
ちなみに、この手術を予定していることを事前に1人だけ知らせていた友達がいる。
彼女とはここ数年の付き合いだが、色々な問題を乗り越えてきた戦友でもある。
彼女に知らせた理由は1つだ。
子供たちが何か困った時に助けてもらう為だ。
子供たちも、どのママ友よりも彼女を1番に信頼しているので、彼女にだけは知らせておこうと決めて話しておいたのだ。
それが、緊急搬送された3日前の話である(笑)。彼女からしてみれば、私が術後に知らせた連絡は、
えっ?今週ランチしたのに、入院したの?!
と、驚くべき内容だったに違いない。
既読がつくやいなや、即返信で
大丈夫!何が必要?
と心配してくれ、何なら翌日にご飯を簡単に作れるセットなどを子供たちに差し入れまでしてくれた。
本当に彼女には助けて貰って、子供たちも不安な中、頂いた食材で作ったご飯を写真にとって報告したりと、精神面でも支えてくれたので感謝しきれない大事な友である。
彼女には報告しておいて、本当に良かった。
そして、意図せず術後に連絡を入れることになった他のママ友にも、退院後、花束やらお菓子やらご飯などの差し入れを貰って、私は周りの友人に恵まれているのだなと、今回改めて実感したのである。
遠い親戚より近くの他人
昔から、遠い親戚より近くの他人とよく言うが、私からしてみれば身近な親より身近な友達である。
事前報告をしなかった私も悪いのかもしれないが、冒頭で退院報告をした電話口の私に怒りをぶち撒けるだけぶち撒け、最初から最後まで
「退院おめでとう」
の一言も言わなかった我が母と、花束やらお菓子やらを沢山持って、わざわざ我が家まで顔を見に来てくれたママ友たち。
自宅に怒りに来なかっただけ良かったのかもしれないが、身近な友達を優先させた私は
身近な親より身近な友達だと思ってしまった私は、果たして間違えているのだろうか?
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