ちょっと怖いが、ちょっと面白いになる瞬間
ちょっとこわい時間がある。
窓辺のあたりは日差しがポカポカとはいってくる。そのなかでちょっとウトウトしちゃう。
なんどもおなじところを読んでしまったり、謎の点々がたくさんあったり。カクンとなってびっくりしたり。
これって、午後のお決まりコース。
だだ、立夏にちかづくいま。
そのポカポカは、だんだんジリジリに変わっていく。あたまがボーッとしてくるし、暑さになれていない身体はぐったりとしてくる。
のぼせているような感覚は、ずっと続いてしまって。やりたいことがまったく進まない。
ちょっとどころか、かなり怖いんだ。
***
これから、もっと暑くなるのに大丈夫かなって不安と心配がいりみだれる。
暑さにすごく弱いけど、こんな初夏にもなってないのにすでに身体はついていってない。身体を動かすこともしてなかったから、余計かな。
ごろんと横になって、ほてりのさめてきた部屋で、まだぼんやりしたまま。何もできないからか、キモチは落ち込んでいきそうで。
ちょっとだけ言葉からパワーを分けてもらおと、流れていく言葉をみつめてた。
流れゆく言葉のなかでみつけた。
アイスコーヒーがおいしい時期になるという文字。
アイスコーヒーか。
冷たいものは、飲まない人だ。けれど、まだ冷房をいれるまでもいかない暑さには、こういう冷たさがいいのかもしれない。
***
明日の午後は、アイスコーヒーといっしょに過ごそう。そう決めたら、明日のお昼すぎの怖さがちいさくなった。
アイスコーヒーは、どうやって作るのだろう。インスタントでも、ドリップでも、おそらくお湯をつかう。そのなかに氷をいれても、すぐに溶けてぬるいだけなのかな。
分からないけど、まぁいいか。
お店にいったら、アイスコーヒーはたくさんあるものね。たしか大好きなミルクたっぷりのあのコーヒーメニューにはアイスもあったはずだもの。
あのジリジリの暑いへやのなかでのむ、キンと冷えたコーヒーはどんな味だろう。
熱のある身体を冷たさがさましていく。ほんの少しの甘さは、疲れた脳まで癒してくれそう。
きっときっと、おいしいだろうなぁ。想像しただけで、ゴクリと喉がなる。
心配と不安のタネだった午後の暑さ。なのに、いつのまにか冷たさをめーいっぱいかんじるためには、暑くないとねって思えてしまってる。
あんなにこわかった暑さのに、おかしいね。
アイスコーヒーがくれたワクワクのおかげできっと怖さも心配もスパイスになったんだな。
よし、明日はわすれずに。ミルクたっぷりのアイスコーヒーを買ってこう♪
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