甘い結晶にであう冬。
今日は寒い日。
そう思うのは、どんなときだろう。
天気を確認したり、気温を数字で見たとき。
体感して思うこともあるけれど。
今日寒いなぁって感じるのは、白い結晶をみたときだ。
🍯
キッチンは部屋のどこよりも冷たくなる。
きっとだからだろうなぁっと、腕をぶんぶんふってみる。ときおり確認しては、またぶんぶん。
遠心力なんていう力があれば、このくらいならどうにかなるんだもん。
ホカホカという言葉がぴったりなくらい。
湯気が出ているマグカップ。
いつもよりも多めに白くもくもくしているその上で、柔らかい容器をぎゅーっとつぶす。
もったりとした蜂蜜が、牛乳のはいったマグカップのなかに消えていく。
🍯
蜂蜜が固まると、その日は寒いなぁって思う。
はじめて固まってしまったときには、痛んでしまったのかとそれはもう焦ったもの。
ところどころ白く結晶のように固まった蜂蜜。
ぱっと思い浮かぶ姿とは違うけれど、やっぱりだいすきな甘さ。
でも、いつもよりも、特別な感じがするんだ。
甘さはそのままなのに、そんな日はいつもより多くいれたくなる。
とろりとろりとした蜂蜜も、もったりした蜂蜜も、どちらも好きだ。
食べるもので季節を感じるのは、食いしん坊の特権なんだろうな。
いつも読んでくださり、ありがとうございます♡