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学校改革~残業を減らすには~

外勤から帰宅したとき、ちょうどクロ現がやってた。

これ、素晴らしいと思った。

下呂市で、市立中学校6校が、一斉に4時半下校を行った話。

一斉に、というのがいい。
下呂市の気合いを感じる。

生徒の意見も、すごくいい。
先生たちがいつも遅く帰宅し、朝早いということは、先生のご家庭は大丈夫なのか?と心配していたんだろうなと。

保護者の意見は、まあ、そういうのが来るだろうなと思うけど。
学校でどうにかしてくださいでは無く、ご家庭で、というか、子ども自身がどうするか、なのかなと思うけどね。
教科の時間は、きちんと確保されているわけだし。それは決められているので、絶対削ってはいけない時間だから。

私には、小学校・中学校の教員をしている友人たちがいるのだけど、労働時間が長い話はよく聞いている。
また、特別支援学校の友人もいて、そちらの大変さや労働時間の長さも話に聞いている。
そして私は、看護専門学校での勤務経験もあったけど、まさに小・中学校の先生たちと勤務としては似たような感じだったので、すごくよくわかります。

上記の先生に共通しているのは、
「児童・生徒(・学生)が登校する前に出勤すること」
「児童・生徒(・学生)と関わる時間帯は、他の仕事が全く出来ないこと」
「自分の仕事をするためには、8時~17時以外の(児童・生徒・学生がいない)時間でやるしかないこと」
が挙げられるでしょう。

つまり、いわゆる「定時」と呼ばれる時間は、生徒や学生に直接関わる仕事をしているため、その関わる仕事のための準備(授業準備)や、学校運営に掛かる時間は、全て時間外になってしまうことです。

そして問題なのは、クロ現でも話に出てましたが、教員には残業という概念が無いので、いくら働いても収入に結びつくわけでは無い、ということです。

その現状は、少しずつ変わってきたように思います。
看護の業界でも、定時より早く来て患者さんの看護に必要な情報収集(カルテなどを確認)しておくことは、時間外労働にできませんでしたし、サービス残業も多い業界でした。

「看護 サービス残業」で検索すると、たくさん出てきます。
ここで紹介するに相応しいサイトがすぐに見つけられないため、申し訳ございませんが、ご自身で検索をお願いします。

そして、クロ現に話を戻すと、静岡県富士市の取り組みで
「先生じゃ無くても良い仕事は、地域の人に頼む」という例があって、

拍手喝采!!!

しちゃいました。

何が素晴らしいかというと・・・

先生がこれまで行っていた仕事の中で、教員ではなくても良い仕事を
地域の人が代わりにやってくださることで、
地域活性に繋がる!!!
まだまだ元気な高齢者の皆様、時間のある方がボランティアとして来てくださることで、地域との繋がりが出来ます。

そして、私が考えたのは
「子どもたちにとっても、見守ってくれる大人が増える」というメリットです。

学校の先生にはいえない話ができたり、
子どもたちの気になる変化を気づいてくれる大人の存在ってすごく有り難いことなんですね。

例えば、ヤングケアラーへの支援に繋がるかもしれないし。
不登校のお子さんが、教室には入れないかもしれないけど、
ボランティアの方々と一緒に花壇の手入れならできるかもしれないし。

子どもにとっても居場所になったり、支援の必要な子どもへのアプローチが早期にできるようになるなど、メリットが大きそうです。

学校の先生の残業が減るのは勿論のこと、
気になるこどもへのアプローチが増えるのではないかと思います。

そして、先生方にも余裕が出来ると、児童・生徒への向き合い方が変わりますよね。
笑顔が増えるとありましたが、まさにその通りだと思います。

気持ちのゆとりには、時間のゆとりも必要です。
残業時間が減れば、気持ちにも体力的にもゆとりが生まれます。

それは、対人援助職にとってプラスになるんです。
中原先生も仰ってましたが、先生が楽したいということではなく、児童・生徒(・学生)にとっても良い効果を生み出すということなんですよ!!!

それこそ、ゆとりが必要なのは、3つの間 ー時間・空間・人間ー ですよね。
ゆとり、大事です。
明日の午後は、私も休日出勤の代休をいただく予定でいます。
一人の時間を持とうと思っています。

ちなみに私、5月2日(月)、6日(金)に講義が入っておりますので、GWはカレンダー通りの出勤です・・・。




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