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言語化を助ける際に大事にしていること

日付が変わって真夜中1時に目に留まり、読んでいた記事。

https://studyhacker.net/jiatama-toha-nanika

普段、何気なく使っている言葉を、構造化し、言語化できるって重要。
地頭って、分析するとこうなるのか~と目から鱗。
とりわけ、知的好奇心がベースにある点に納得。

今日は、朝の9時から夜の21時まで(断続的ですが)、学生さんたちの研究指導を行っておりました。
一人ずつ、1時間。合計7時間です。

はじめて研究に取り組む学生さんたち。
学会の抄録を書くのも大変です。

自分の考えを、適切に表現する言葉がみつからない。
対話を通して言語化を手助けして、文章を仕上げます。

その時に気をつけているのは、学生さんの思いを表現する言葉を提案することです。
私自身が勝手に突っ走って、全く違う言葉を提案することはしません。

その学生さんが使っている言葉で、繰り返している部分にも着目します。
その言葉は、学生さん自身が大事に思っていることを表しているからです。

しかしながら、抄録など、字数の限られた文章を書くときは、同じ言葉の重複は避けますし、出来るだけコンパクトにまとめなければなりません。

そのため、「ここを大事に考えているんだね」と受けとめつつ、言い換えや文の削除を提案します。

タイトルから、目的、方法、結果、考察、結論の一貫性。
簡単そうですが、勢いで書いてしまっていると、書く方向性がブレてしまいがちです。
自分が何を書いているのか、時々見返しながら書くと良いよ、ともアドバイスしています。

学生さんは、みるみるうちにシンプルになり、洗練されていく文章をみて驚きます。それでいて、言いたい筋は通っている。ビックリします。
そして、やる気が湧いて、もっと文を書きたい!プレゼンしたい!と前向きになるのです。そんな学生さんたちの姿を見て、指導している私の方が元気をもらった1日でした。

文を書くって、非常に難しい。
私自身も、まだまだだと思うことの方が圧倒的に多いです。

短い方が、より難しい。
それがゆえツイッターは、正直難しいなって思います。誤解されないようにと思いつつ、いつも悩みながらつぶやいているので、あまり面白くないのです。

長い文も、勿論難しい。構造化がしっかりしていないと、何言ってんだか、わかんなくなりますしね。

地頭の話に戻りますが、日常で深く思考することが大事だと書いてあります。
短い文でも、深く思考している人の文って読んでいて伝わりますよね。長かろうが短かろうが、その人の普段の思考というかバックボーンが表れてますからね。

今日、学生さんたちと色々看護について語りましたが、やはり看護は奥深く、生涯かけて追究したいと思った次第です。学生さんから、先生の言葉は深い、心にズンと響くと言われました。
ホント、この道を選んで良かった。

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