【読書記録】ももこの世界あっちこっちめぐり:やっぱり彼女は私のロールモデル
どうも、一休誰絵です。今回は読書記録を更新します。
今回紹介する本は「ももこの世界あっちこっちめぐり」
みなさん、小学生のころにさくらももこのエッセイ、流行りませんでしたか?
少なくとも、私は小学4年の頃に流行りました。クラスみんながこぞって読んでいた気がします。
休学期間、私の目標の一つに「小学生のころにお世話になった本を読んでいこう」というものがあり、その一環として読みました。
たいのおかしらとか、ももこだった、とか。
今回ご紹介するこちらの本ですが、最近文庫版としても刊行(といっても2年くらい前)されたエッセイで、90年代の頃に集英社が刊行している20代女性向け雑誌「nonno」で連載されていたものをまとめたものです。
主に欧米諸国を中心に巡ったそうなのですが、「グハハっ」と笑ってしまいます。実は4月に読み終えた本なのですが、最近は心身ともに疲れているので、「いい気持ちで寝たいな」と思って、夜な夜なゲラゲラ笑い、羽毛布団に温められながら読んでいます。
いやあ、やっぱりさくらももこのお話はすごく私に刺さるというか、面白いです。
でも、ここまで面白いのはなんでなのだろうか、と一度考えてみたこともあります。はっきりした答えはいまだに出せていないのですが、「小さな穴(出来事)を大きく・面白く広げていく」「子どものくせにダーク」の2つが面白要素なのかもな〜と考えています。
はっきり言うと、さくらももこさんが経験してきたものは、たいそれて面白いものか?と言われれば、多分そうではないのかもしれません。(もものかんづめの水虫の話も、言ってしまえば大した話ではありませんよね)なんでもないことを、伸び代を見つけて面白く広げられるのは、さくらももこさんの大きな才能の一つかもしれません。
あとは、「子どものくせにダーク」なところ。小学生の時の様子も、結構辛辣なことを考えていて、小学生の頃に読んだ時は「まる子、結構ゲスいなぁ」とテレビのイメージと違ってショックを受けた記憶があります。
これも、大人になってから読むと「あのダークさも、いい味だったんだな」としみじみ感じます。
いつか、わたしもこんなエッセイを書いてみたい。
これまでそれなりにさくらももこさんのエッセイを読んできたのですが、中でも推したいのが「焼きそばうえだ」です。これも小学生の時に読み、「大の大人がこんなことしてしまって…」と、こどもながらに見下してしまったのですが、今、もう一度読みたいな〜
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