4月に入ると色々なことが一気に始まってきた。 新年度。春の季節。人事異動や入れ替わりの時期。 地域おこし協力隊として活動を始めてもうすぐで4か月が経つ。はじめは放っておかれてどうなるかと思ったが、それぞれが少しずつ始まりだして、ようやく本来求められている活動が始まった。各所からやってほしいことを実際に依頼されるようになり、驚くことや急に依頼されることも多々あるが、手探りで色々試しては立ち止まり、取り合えず形にして渡すことが出来ている。 また、自分がやりたいこと、やりたかったこ
意識的に本を読みたい、読書が好きだと思い始めたのはいつ頃だろうか。 子どものころ、特に小学生の時はそうでもなかったと思う。母親によると幼いころはずいぶん読み聞かせをしてくれたそうだが、当然のごとく記憶にはないし、むしろ本よりテレビっ子でゲームっ子だった気がする。 ハリーポッターに出会う前に読んだ記憶がある本といえば、怪人二十面相や児童向けシャーロックホームズなどがあるが、衝撃的なもの以外はほとんど覚えていない。かといって本を読まなかったわけではないと思うから、記憶というのは
ヨシタケシンスケ おしりたんてい 銭天堂 ざんねんないきもの事典 5分後に意外な結末 ほねほねザウルス パンどろぼう 皆さんこちらのリストを見ていかがだろうか? ここ5年から10年で小学生の人気を一気に集めた本のシリーズである。(ヨシタケシンスケさんだけ個人名だけど) 最近児童文学にふれる機会がなかったから全部は知らなかったのだが、まさかこれほど子どもたちに人気になっているとは思わなかった。 下記はこどもの本総選挙事務局が作成している小学生に人気の本のランキン
最近仕事のため、インスタグラムを始めることになった。 仕事の一環のため情報発信をしなければいけないのだが、これが全く合わない。写真だの動画だのをぽんぽんアップすることにこれほど腰が重いとはとは思わなかった。そもそも、普段撮る写真は誰に見せるでもなくただただ自己満足と記録用の風景写真なのだ。 「あーあそこ行ったなー」とか、「何年前の何月、どこ行ってたっけ?」だの、しまいには「適当に山道を進んでたらかなりいいぞここは!」と言って車の中から慌てて撮った写真だ。とてもじゃないがネット
図書館に入荷する新着図書は誰が選定しているのか? 多くの中小図書館では、そこで働く司書や職員が選定しているはずだ。 明確な調査をしたデータを発見することが出来なかったため詳細は不明だが、月予算20万円以下程度ならば間違いなく司書の選定だろう。雑誌・新聞の購読を除いて20万であれば、1冊1800円に装備費400円を追加しても90冊。文庫や漫画など低価格の本を入れるとしても、大活字本や写真集やその他高価な特殊図書と差し引きすればだいたい100冊に届かない程度が限界なはずだ。 そ
この3月で社会に出てから丸十年が立つ。 高い理想や志を持っていた訳では無いが、それなりに甘い将来の展望を抱いてなった社会人生活は、何かをなす訳でもなくだらだらと時間を過ごしながら、挫折と諦めでもって転職を繰り返すことになった。 上手いこと進んだ短い時期と長く苦しい辛い時期を交互に繰り返しながら、幾度目かの転職で、大学図書館の司書になることが出来た。そこから部署を移るまで約5年半、司書として働いた。 大学図書館は地方の私立大で予算も人員も満足とは行かなかったが、そこそこの蔵書