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2024/2/1 亀井聖矢×イム・ユンチャン@芸劇

2024年コンサートはじめ。

東京芸術劇場 リサイタル「VS」シリーズ Vol.8
亀井聖矢×イム・ユンチャン

ポスター
左端だったけど前から4列め。
音がまあまあ近くて良かった。

クライバーン国際ピアノコンクールをYouTubeで観てた時から、見た目が似てる!と思ってた2人の2台ピアノコンサートが実現した!笑
見た目は今もすごい似てる(並ぶと亀井くんの方が少し大きい)んだけど、出てくる音が全く違う!
最初は互いにソロで弾いてくれたんだけど、同じピアノを使っててもこんなに音色が違うの?!と本当に驚いた。演奏スタイルが違うとはいえ…、、おもしろいなぁ。。

プログラム
(ラフマニノフはサン=サーンス「動物の謝肉祭」に変更)

亀井くんの最初の曲(ショパンの書いたモーツァルト「ドン・ジョバンニ」のアリア「お手をどうぞ」の主題歌による変奏曲…初めて聴いたおもしろい曲だった!)も、あー、、美しいなぁ…ってすごく気持ち良く聴いてたんだけど、ユンチャン氏のショパンエチュード(ユンチャンセレクトの6曲、すごい良い選曲だった)聴いたら、あぁ、またやられた…って思ってしまった😅
彼はすごいテクニックを要する曲をそう思わせないすごさがある。。
例えが正しいかわからないが、スーパーモデルがデザイナーによる渾身の作品(洋服)をいかに素晴らしく見せるか…のためにものすごい鍛錬されているように、弾く曲を隅々まで愛し、その曲そのものをいかに素晴らしく聴かせるかというところにものすごい力を注ぎ、鍛錬しているんじゃないかと思った。。それゆえ、ショパンのエチュードはそもそも曲として楽しめるけど、まさに曲としてこんなにも素敵なのか!と技術的な凄さ以上にそっちに感動させられてしまった。
彼の演奏(特にフレージングなのかな…)には、今まで色んなピアニストが弾いたのを聴いたどれとも違う、そう来るのか!みたいな新しい驚きがあって、すごい引き込まれてしまう。。
クライバーンのラフ3の時からそう思ってたけど、、ほんとすごい。。なんなの。笑笑

後半は2台ピアノの演奏オンリー。
ユンチャン氏は紙の楽譜だから必要なんだけど、亀井くんは電子楽譜だったのにページめくりの人がずっと横に座ってて、出番いつ来るのかな…?ってずっと気になってた…👤笑
2台のピアノが向かい合って、演奏者2人も互いにそっくりだから、ページターナーまでもミラーリングする演出?!とか思ってしまった。。笑
当初予定してたラフマニノフの2台のピアノのための組曲から変更になって、サン=サーンスの『動物の謝肉祭』になったんだけど、全部通して聴くの初めてだったし、めちゃくちゃ楽しかった!!
辿々しく下手に弾かなくちゃいけないやつ、やっぱりうまかったな。。笑

アンコールはチャイコフスキーくるみ割り人形からの花のワルツ🩰✨

いやぁー、ほんと楽しかった!
また2人でやって欲しいなぁ…😊

芸劇のパイプオルガンってこんなに美しいのね…初めてこんな近くで見た。。
なんとなく毎度撮ってしまう吹き抜け。

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