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付き合っているのか、どっちなのか、のあの期間

欧米のみならず日本以外では告白の文化がない事は有名です。ではどう関係が深まっていくのでしょうか?

ヨーロッパの多くの国では告白のように言葉にはっきりとして付き合いたいと言うのは小学生くらいまでらしく、その後成長と共に変わると私の彼は言っていました。

よくアメリカでデーティング期間と言われますが、彼氏彼女という関係に発展するまで少しずつ気持ちを育てていく過程が長く、その間にキスやハグ、人によっては体の関係も持ちながら本当にこの人を大切にしたいかを見極める期間があります。

「付き合ってもないのにキスするなんてチャラい」と日本人の感覚から見ると思われがちですが、自分の経験や周りの話を聞くと、

付き合うということ自体が日本よりも重く慎重に吟味するものという印象があります。

もちろん単純にチャラくていろんな人とワンナイトなんて人もいますが、そういう人はそこで付き合うというものを求めていないため相手の人もそれを分かった上で遊んでいることが多いと思います。


でも私たち日本人からするとこのデーティング期間、付き合ってるのか何なのかモヤモヤしますよね!私もしました!

でもその中で、本当に付き合いたいと思われているかどうかは言動で分かるような気がします。

"Dating"から"Relationship"へ

デートをしている関係から真剣に付き合うまでの道のりについてお話ししたいと思います。


例えば私と彼は、
最初たまたま友達の友達としてパーティで出会って世間話をした程度で、その後大学の図書館でばったり会ったことから一緒に勉強をするようになりました。

その後デートに誘われるようになり、ブランチを食べに行ったりお互いの言語を教えあったり、パスタを作ってくれたりと自然と一緒にいることが増えていきました。

ある日彼の誕生日パーティに呼ばれて行くと女子は私だけで、たまたま彼と仲のいい日本人の先輩に会い「君か!〇〇が最近ある日本人の女の子と一緒にいてすごく楽しいし素敵なんだ、でも半年と少しで日本に帰っちゃう。って言ってたんだよね」と言われました。
ここで私は初めて彼に私と関係を深めたい意志があることを知りました。それまで指一本も触れられたことなかったし、口説かれるようなこともなくただ楽しくいただけでした。
私が日本に帰っちゃうことを考えて悩んでるということは、将来遠距離恋愛になることを想定してまだ踏み込めずにいたということです。

その後月日が経ち、大学のダンスパーティーにパートナーとして行ったり大晦日を一緒に過ごしたりした頃初めて

"You are important to me."

と言われました。これは日本で言う告白なのでしょうか?これは初めてのデートから2ヶ月経った頃でした。

彼は私を友達みんなに紹介していて、友達も私たちをセットで集まりに誘ってくれたりしていました。また彼は電話越しに彼の家族に私を紹介していました。

ここで私は完全に、彼は私のことを大切に彼女として思ってくれていることを確信しました。

ここまで時間をかけて、彼の中で、私の中でお互いに気持ちを育てていったという感じです。

ヨーロッパ文化圏の人々の中で、彼女を自分のコミュニティの中に入れるということが大きな一歩であると言われています。家族や友人に彼女として紹介されたらそれはもう100%自信を持って彼女で、彼も真剣だと思って良いと思います。

もし自分たち付き合ってる?という疑問を持っている人がいたら、
いつまでも自分のコミュニティに入れてくれようとしなかったり夜にしか会わないということであればそれはあまり良くないかもしれません。まずストレートに私たちどういう関係?と聞いてみるのが大切です。その返答次第で相手の本当の気持ちを知れるかと思います。
もしあなたが真剣な付き合いを望んでいても相手がそうでなかった場合は

勇気を持ってバイバイです!
Thank you, next.です!

私の話に戻すと、
その後出会ってから5ヶ月経った頃、彼の実家に一緒に行って家族に温かく受け入れてもらえました。ここもまた日本とは違う文化で、真剣に付き合っていれば家族に紹介するのはとても早いです。日本では家族に会うのは結婚前みたいなイメージがあったのですが、イタリアでは彼女も家族として受け入れてもらっていろんなイベントに参加するような感じです。

単純に嬉しい。そしてそこで違う文化で育った彼のルーツが分かります。面白い。

日本での両親ご挨拶のような雰囲気ではなく凄く軽い感じなので、これから彼の家族に会う人も心配する必要はあまりないかと思います。

しかし必ずしも家族に会ったからといって結婚ということではないので、そこは別々に考えましょう。イタリア人は今が大切!という国民性です。

今回も読んでくださりありがとうございました:)