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”著作権警察”にはなってほしくない理由
こんばんは、Aikaです!
だいぶ前に書いたスポーツ選手にまつわる著作権・肖像権に関するnote、いまだにかなり読んでいただいています。
ただ、どうしてもお願いしたい点がありましたので、またnoteに書かせていただくことにしました。
それは、自粛警察ならぬ著作権警察になってほしくないということです。
著作権警察とは?
著作権警察というのは、SNSなどにおいて、
「これは○○さんの著作権侵害です!」
このように指摘することです。
一見、良いことのように見えるでしょう。
ただ、私はしてほしくないと思います。
誤解しないでほしいのですが、自分の写真や画像が勝手に使われているというときにはどうぞ主張していただいて構いません。
私も今、主張しているところですし。
でも、第三者の写真や画像、動画が勝手に使われていることについて、いきなり喧嘩腰で指摘するのはやめてほしいのです。
使用された本人はどう思っているのか?
私が第三者視点からの指摘に疑問を持つ理由は、「本人が本当はどう思っているかわからないから」です。
結構「権利侵害」や「無断転載による損失」という内容を扱ってきた私がこれをいうのは矛盾に感じるかもしれません。
それでも、「自分の写真が広まっていくのは嬉しい」という人もいるわけです。
カメラマンでも被写体であってもね。
ただし、本人が「無断転載をやめてください」といったメッセージを発信しているのであれば、喧嘩腰にならず本人の言葉を添えて伝えるのが良いでしょう。
もしかすると、悪気なく知らずに転載しているかもしれませんからね。
それでも無断転載が気になったら…?
とはいえ、無断転載されているものが気になる人も多いですよね。
身内の人であれば、「こういうことはしないでほしい」と優しく注意すれば良いと思います。
ですが、大半はそうでないはず。
第三者の無断転載に対して取るべき手段は2種類。
一つは、悪質な無断転載だと判断したことをSNS側に報告すること。
このような報告が一定数集まれば、悪質な無断転載かどうか、プラットフォーム側が調査して判断してくれます。
喧嘩腰になることもなく、誰でも簡単にできる方法です。
二つ目は、無断転載されている写真などの著作者や被写体となっている人に連絡すること。
転載されているからといって、必ずしも本人が望まない方法とは限りません。
中には、自分の写真や画像をどんどん使って良い、という人もいるのです。
著作権や肖像権は訴えるかどうかが本人次第の権利。
そもそも本人またはその身内による訴えしか受理されませんしね。
なので、本人の判断をあおぐために、「あなたの写真がここで使われています」という事実を通知してあげると良いでしょう。
中には本当に本人が知らない場合もありますから。
転載画像や加工画像が全て悪とは限らない
無断転載や著作権・肖像権の侵害というのは結局のところ、本人次第です。
なので、転載画像や加工画像、動画といったコンテンツを見つけてすぐに悪と決めつけないようにしてください。
本人が嬉しく思っている場合もあります。
気になる場合は本人に伝えてあげましょう。
最終的に決めるのはその人です。
もちろん、人の画像や動画を勝手に使うのは、基本的にマナー違反ですから、節度は守っていただきたいです。
とはいえ、正しくシェアして楽しむ分には問題ないということがもっと広まってほしいな、と思います。
全てをガチガチに決めてしまっては、スポーツ業界の活性化にはつながりませんので。
それではまた明日!
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