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結婚観とか、女性のあるべき像とか、周囲と塗り固めるレンガの壁
少しセンシティブな話題について勇気を振り絞りまして書いてみます。
人って、周囲と共に作った見えない枠に対して、自分から枠にはまっていくところがあると思う。
わかりやすい例が、結婚だと思う。
少し偏った例と思う人もいるかもしれないが、20代というか社会人になり、別に誰も全く幸せにならないのに、
「30までが、女性の寿命」
「結婚するなら30までって決めているの」
「独身男性のマネジメントは、正直きついものあると思うの」
「30過ぎてからは、婚活しずらいよ」
というように、マイナス部分と結婚や恋愛観を結びつけて、思い込みによるフィルターをかける場面をよく見るようになった。
日々、飲みに行けば、最近の恋愛事情がどうで、婚活についてどういう見解で、意見を交し合うことになるわけですが、正直20代中盤に差し掛かるとこの議論に正直、面白さがあるのか全くわからなくなってきた。
そういったやれ婚活だの賞味期限だの、周囲から「お前はわかっていない論」を垂れ込まれ、自分はわかっていないと自覚して動けば動くほど、その規範、私がわかっていないが周囲が語る「結婚とは」、「幸せとは」にどんどん疑問が沸いてくる。
無意識の思い込みによって苦しむor苦しめることについては、アンコンシャス・バイアスとも言われていますが、これは厄介で、周囲ととともに自分でもバイアスを固めていっている。これが繰り返されていることと、それに縛られないことに自覚的にならないといけないと思った。
当たり前だけど、多様化してきている世の中で、背景にある価値観が同じ人とそうでない人と、まず前提を確認しながらのコミュニケーションが発生していくようになってきてしまう。対話において、共感を求めるなら尚更そうだろう。
そして、前提が違う人から意見やアドバイスを受けたり、ましてや恋愛対象として向き合っても、恋愛は成就しないのかもしれない。
その前提(自分が持つ価値観)を自分の中で、自覚的に持ち続け、磨き直していく必要はあるのではないか。もちろんそれがブラッシュアップされていくととても魅力的になると思う。
それができていない失敗例をシンプルな要点にすると以下だと思う。
①枠を作って、枠を否定しながらも、自分から枠にはまっていく
誰も作っていない「30までが賞味期限」等の枠。
その中で活動していこうとする自分。
②周囲がその枠を更に増築してくれる
周囲があおる「や、結婚した方が幸せだよ。そろそろやばいよ」という根拠もなく、無責任な意見と、支援。
③自他共に作り上げた枠というレンガの壁に負ける
自分の価値観にそぐわない枠だった時に、ともかくうまくいかなくて悉く、壁にぶちあがたる。しかしそれは、自他共に作り上げた、増築したレンガの壁。
結局、レンガの壁は崩さないとならない。どうしたって中でうまくやることは、うまくいかなくなるもの。時間によって解決されるか、今、崩すかのどちらかなのかもしれない。
もちろん崩さなくてもいい。居心地が良く温かいならそのレンガ(規範、枠の壁)は自分にあっていたもので、安定材料になるのだと思う。
しかしそうでないまま、崩さないまま、幸せ像にがんじがらめになるのかがわからない。
できれば、レンガがコンクリートになる前に気づいて、崩していきたい。
そんなことを考える6月2日でした
06.02
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