ペットの命は自分の命

いま、この瞬間にも世界中の人たちに愛嬌を振りまいてはとてつもない愛を受け取っているであろうわんちゃん。

犬はこの世で最も尊く、かわいい動物です。
かつて綱吉公がお犬様としていたく大切にした気持ちが分かります。

そんなペットと突然はぐれ、命を落としたと聞いたら‥‥‥。
飼い主は立ち直れなくなるほどダメージを受けることでしょう。

三が日の羽田空港で起きた航空機どうしの衝突事故。
この事故では5人の犠牲者が出てしまいました。
日航機側は乗員の迅速で的確な避難誘導により、犠牲者をいっさい出しませんでした。
この事実は後世に語り継がれる素晴らしいことです。

一方で貨物室にあった乗客の荷物は全損。悲しいことにその中にはペットが含まれていたとのこと。
飼い主からすれば、お金で解決する話ではないですよね。とはいえ、日本航空の今回の対応を批判することは難しいでしょう。万が一にあたっては、人命が最優先で貨物室に預けられるペットは二の次となってしまうことを承諾しているのですから。

でも、飼い主さんは日本の航空機でこんなことが起きるなんてゆめにも思わない。1985年の墜落事故以来、日本の大型航空機で死者を出す事故は起きていません。日本の航空機は123便の事故を契機に安全性が高まりました。

それだけにこの喪失感の大きさは計り知れません。
では、人命最優先の航空機においてもペットを守る手段はあるのか。
それはもう事前にペットホテルなどに預けるのがベストでしょう。

一部国外の航空機では客席へのペットの同乗も認められているそう。仮に日本でも同乗が認められても、人命最優先の観点から、いっしょに避難はできないというルールとなるでしょう。それに、ペットが苦手な人もいますのでなかなか議論が難しいところ。

「ペットごときで騒がれたら対応のしようがない」との暴言は論外としても、人命が失われるリスクを高めずペットの命を確実に守るアイデアを考えていきたいなと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?