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読書記録

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僕が読んだ本の感想や印象的なフレーズが書いてある記事です。
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#エッセイ

#70『のっけから失礼します』(著:三浦しをん)を読んだ感想【読書日記】

三浦しをんさんの『のっけから失礼します』 雑誌「BAILA」の連載に加えて、文庫版の追記やあとがきも掲載された三浦さんのエッセイです。 「ナツイチ2023」の対象文庫にも入っています。 読んだきっかけ今回は「ナツイチ2023」の対象文庫から選びました。ラインナップを見ながら、今月はエッセイを1冊読みたいと思っていたこともあって三浦さんのエッセイを手に取りました。先日読んだ『船を編む』がすごく面白かったこともあり、エッセイはどんな感じなのかも気になっていました。 このよう

#48『ネオカル日和』(著:辻村深月)を読んだ感想

辻村深月さんのエッセイ『ネオカル日和』 僕はエッセイを通じて、その人の考え方や感じていることなどが言語化されたものを読むのが好きです。エッセイをきっかけに旅行をしたりと影響も受けています。今回は僕の好きな作家さんである辻村深月さんのエッセイを読みました。 このような方にオススメの本です辻村深月さんが好き ドラえもんが好き 作家さんのエッセイが気になる あらすじ感想辻村さんの玉手箱を覗いているような感じで、僕の心も満たされた 辻村さん自身も一人の人間、一人の読者

#43『自望自棄~わたしがこうなった88の理由(わけ)』(著:遠藤麻理)を読んだ感想

遠藤麻理さんのエッセイ『自望自棄~わたしがこうなった88の理由(わけ)』 僕は数年前から、ラジオを聴く機会が増えました。その中で最近欠かさず聴いているのが、BSNラジオで放送されている遠藤麻理さんの番組『四畳半スタジオ』。時に優しく、時に毒あり?の内容にいつの間にか聴き入っていました。本作は、番組を聴き始めたことがきっかけで手に取った1冊です。 あらすじ感想素敵な話、素敵な言葉が詰まっている1冊 失敗してもなんとかなる!と思わせてくれる 遠藤麻理さんの魅力が知れる

#33『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込』(著:若林正恭)を読んだ感想

オードリー若林正恭さんの『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込』 若林さんが最初に出したエッセイ本で、今やお笑い芸人さんのエッセイ本の中でも代表的な1冊となっています。 実は4~5年前に1度読んだことがありますが、内容がうっすらとしか覚えていないので今回再読しました。 あらすじ感想自意識過剰、ネガティブな方にとって今を生き抜くヒントを与えてくれる 尖っている分、切実さが文章から伝わり、強い響きとなって僕に返ってきた 本作は、若林さんがブレイクしたばかりの頃(20

#28『時をかけるゆとり』(著:朝井リョウ)を読んだ感想

朝井リョウさんの『時をかけるゆとり』 朝井さんのエッセイ集第一弾です。 本作を読む前に、重厚なミステリーである『爆弾』(著:呉勝浩)を読んで身体が緊張していたので、力を抜こうと手に取った1冊です。 読み始めてすぐに、抜け過ぎないか心配になりました(笑) あらすじ感想すべてのエピソードが面白くて笑える 朝井さんの鋭い観察力、表現力が発揮されている1冊 人がいる環境で読むのは推奨できない? 戦後最年少で直木賞を受賞した朝井リョウさんのエッセイ集。 朝井さんの小説で印象

#16 単なる紀行エッセイではない!『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』(著:若林正恭)を読んだ感想

若林正恭さんの『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』 先日読んだ『ナナメの夕暮れ』がとても面白く、他のエッセイも読みたいと思い手に取った1冊です。 図書館から借りた本を読みましたが、手元に残したいと思える素敵な作品だったので、改めて購入しました。 あらすじ感想単なる紀行エッセイではない! 小説のような感動が味わえる? 本作は、若林さんによる紀行エッセイ。 キューバ、モンゴル、アイスランドに行った時の様子が描かれています。 (モンゴル、アイスランドは文庫版で追加

#2『ナナメの夕暮れ』(著:若林正恭)を読んだ感想

普段は小説やビジネス本を読んでいるが、読書をする中では色んなジャンルの本に触れたい思いがある。 そんな中で、まだ読書が趣味と言えるものではなかった4年前に若林正恭さんのエッセイ『社会人大学人見知り学部 卒業見込』を読んでいたのを思い出した。 内容はうっすらとしか覚えていないが読んで良かったとの記憶がある。 「エッセイ本なら若林さん」という僕の中のイメージから、その続編ともいえる『ナナメの夕暮れ』を読んだ。 ページをめくる手が止まらなかった。 あらすじ感想 若林さんが感