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日常

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読書以外の僕が普段感じていることなどです。
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#エッセイ

今その瞬間までわからないワクワクを楽しむ

先日、図書館に予約していた本を借りに行った時のこと。 借りた本を手に抱えながら歩いていると、面陳されている本が目に留まった。瞬間的にピンとくるものを感じてその本も追加で借りた。 それは、いまがわゆいさんの『コミックエッセイ 本屋図鑑 だから書店員はやめられない!』という本。 書店員のいまがわゆいさんが、書店員の仕事内容や仕事中のあるある、書店や本に関する知識などの書店員のリアルが四コマ漫画形式で描かれている1冊だ。 かわいくて癒されるイラストに、わかりやすくてためになる

《出会いは僕の心を動かすきっかけになる》 古本市に行って芽生えた想い

2月11日に、新潟市で開催された古本市『アカミチフルホンイチ』に行ってきた。 古本市の良さは、書店では購入できないような本やZINEが手に入れられたり、店主たちと直接お話をしながら色んな想いを伺い知れることにあると思う。個性があふれた色とりどりの本棚は、見ているだけでも興味をそそられる。 会場内は、今年の暖冬の気候のような温かな空気で満ちていた。 今回は会場内で行われた読書会にも参加して、本も予定よりも多く購入。 みんなの「好き」の集合体でもあるこの空間が好きだなと改めて

年末年始の特急電車が連れて行ってくれる場所

年末年始。 帰省に伴う行き帰りの移動。 新幹線、特急電車、飛行機、自動車……。 今年帰省するあなたも、きっと何かしらの乗り物を利用して移動することだろう。 僕は年末年始の帰省では、学生時代は新幹線、今は特急電車を利用している。 行きは、今年1年で起こったこと、自分が頑張ったことや変化を振り返りながら実家へと向かう。家族、友人から「刺激」という名のおみやげをもらっての帰りは、新たな1年の目標や頑張りたいことを考える。 同じ車両に乗っている方々の表情、いつもとは違う非日常の景色

「プレミアムフライデー」を忘れない一人として

俳優、アナウンサー、アイドル、スポーツ選手、作家など……。 いわゆる有名人を自分の目で直接見た経験は僕にもある。それは何かしらのイベントであったり、あるいは道端であったり。遭遇した時、どのくらい有名かという規模の大小に関係なく、「オーラ」のようなものを感じていた記憶がある。たとえ目立たない格好をしていても目立つ。立ち姿を見るだけで、そのオーラを浴びたようになる。「あ!〇〇さんだ!やっぱり違うなあ!」と胸の高まりを抑えるのに必死な状況になる。オーラの根源が何かは分からない。自分

21.0975kmで止まっていた針を動かしたい ~フルマラソン完走者の表情を見て~

「そういえば、芦沢くんは日曜日のマラソン大会には出るの?」 「いや、今回は出ないんですよね」 上司の質問に、曖昧な表情を浮かべながら答える。 目前に迫っている休日に胸躍らせる金曜日の午後。しかし、僕の心は青空から急に曇り空に変わったかのようだった。 今回は、というのは何も無意識ではなく意識的に答えた。つまりは以前はエントリーしたことがあるということ。実際、数年前は「出ます」と言っていた。 でも…… 本当は今回は、ではなく、これからもずっと出ないつもりだった。もう僕が

【日記】止まない雨はない、曇らない晴れもない

昨日、梅雨明け以降では初めて雨が降った。 僕は雨が好きではない。 まるでその日一日を表しているかのように、雨の日は気分が上がらないし、良くないことが起こる気がしている。 だから、ずっと晴れが続けばいいなという小さな夢を密かに抱いていた。 さて、実際に晴れが続くとどうか。 今年、その密かに抱いていた小さな夢がついに実現したのである。 ところが…… ずっとスポットライトを浴びているようで心が休まらなかった。 雨の優しさのありがたみを今年ほど強く感じたことはない。 もちろん

【雑記】本との出会いは人との出会い【一箱古本市、読書会体験記】

皆さんにとって、読書は1人で行うイメージが強いのではないだろうか。 確かに本を読むという行為は1人で行うことが多く、1人でも楽しめる趣味ではある。僕も普段読書をする時は1人で行っている。しかし、僕は「読書を通じて誰かと直接交流できる場」に参加したことで、読書の楽しみ方が増えたと思っている。そのきっかけとなったのが、「一箱古本市」と「読書会」だった。当記事は、その時に感じたことなどについて書いた。 一箱古本市6月18日に、新潟市で開催された「一箱古本市in現代市2023」(

掃除は自分を、周りを見つめ直す良い機会?

引っ越してからもうすぐで4か月。 前よりも部屋が広い、立地が良いなどの良い変化がありますが、1番の変化は掃除をよくするようになったことかなと思っています。 きっかけは、引っ越したばかりのキレイな状態を保ちたいという単純なもの。 以前はキッチンなどの水回りは時々しかやっていませんでしたが、今は週末に予定がなければ必ず行っています。 エアコンのフィルターも月1で掃除するようになりました。(ただ引っ越したばかりなのかホコリがほとんどなくキレイでした(笑)) そして、今年になっ

【雑記】実家に帰省して、やりたいことは書いて発信しようと思った話

年末年始は実家に帰省してゆっくり過ごしました。 おしゃべりな母は僕がいるときにはとにかく話すため、帰省中はもっぱら聞き役になっています。 いつもは聞いているふりをして受け流すことが多いですが、その時に聞いた父の入院中にあった話が印象的でした。 昨年、父は胃の不調により入院をしました。(今は退院) しばらくは食事もできず、回復後も病院食。そのストレスが溜まっていたのか、メモ帳に体調が良くなったら食べたいものをひたすら書いていたようです。 小さい頃から口数が少なく、どちらか

【雑記】「向き合う」ことの大切さを教えてくれた2022年

2022年最後の日。 皆さんにとって2022年はどのような年だったでしょうか? 長年の夢を叶えたり、大切な人と一生の幸せを分かち合ったり… 僕はというと、外から見れば何か大きなことを成し遂げたとかそういったことはなかった。 しかし「内面」では大きな変化があった。 具体的には、 「自分に対しても相手に対しても逃げずに向き合えた。そして、向き合うことの大切さを学んだ1年」 マイナス思考で、自分に自信がなく、誰かと比較する。それで物事から逃げがちだった以前の僕は、この1年で