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UXリサーチャーというおしごと

お声かけいただき、サイボウズさんのイベント『サイボウズUX Cafe』にて「UXリサーチャーというおしごと」をテーマにLTをさせていただきました。

私はUXリサーチャーだけではなくてUXデザイナーとかユーザビリティエンジニアとか、いろんな職種に該当するおしごとをしているので、ユーザビリティからUXリサーチまで領域を広げていった奮闘記のようなものをお話いたしました。資料はSpeaker Deckにアップしております。

LT後もたくさんの方とお話する機会があり、とても楽しかったです!
その中でも、話題として出てきた内容を、ピックアップしてみたいと思います。

開発の中で、ユーザビリティに興味を持ったきっかけ

私はもともとhtmlやcssの実装をしていました。実装をしていく中で、ぱっと見た目で何を伝えたいか伝わってくるデザインは、すごくhtmlが組みやすかったんです。反対に、何を伝えたいかよくわからないデザインは、html組むために企画意図を確認しなければいけないものもありました。
(デザイナ^

これって、ものすごく当たり前なことなんですよね。
htmlを組むためのタグって、それぞれに意味があるので、ページを構成している情報がどういう意味なのかを理解出来ないと、html組めないんですね。

そういう内容をデザイナーさんや企画さんへ伝えるために、相手の視点に刺さりそうな知識としてたどり着いたのが、ユーザビリティや情報設計でした。
私のユーザビリティに興味を持ったきっかけは『文書構造をちゃんと反映したhtml書きたい』から始まったのでした。

ユーザビリティテストの必要性を理解してもらうには?

私が開発をしがてらユーザビリティテストをしていた時、どうやってやっていたかというと、勝手にやっていたんです。

『ユーザビリティテストやりましょう!』と、周りを巻き込むのが苦手だったということもあるんですが、必要だと思っていたし、楽しかったので、一人で勝手にやっていました。

ちなみに、一番最初の頃はこんなことをしていました。

指示通りに作ったページなどを実装して、知り合いの同僚に使ってもらって、操作できそうか、内容が伝わるかなど軽く(ほんと10分とか15分とか)ヒアリング。その内容から、改善した別の案を作って、「指示どおりに作ったのはこれ、ちなみにこれは私からの提案です」みたいな形で依頼者にプレゼン。それが採用されたらやったー!みたいな感じです。
お金が必要になるやり方はしてなかったし、スケジュールを遅延することもしなかったので、怒られることはありませんでした。

なので、ユーザビリティテストの重要性を理解してもらおうとしたことは、そんなになかったと思います。(あったかもしれないけど、記憶にない。。。)

まずは、ユーザビリティテストやりましょう!と持ちかけずに、自分が責任の持てる範囲で(私の場合、失敗してもちょっと落ち込むだけくらいの規模で)やってみて、その案件がうまく行ったら「実は今回、ユーザビリティテストをやってみたんです」みたいな事後報告するのでもいいんじゃないかなと思ってます。(人によっては怒られるかもしれないけど、やってみないと怒られるかわからないし)

何がなんでもユーザビリティテストをすることが目的ではないので、案件が良い方向に向かえばそれでいいんじゃないかと思ってます。

最後に

何よりも驚いたのが『UXリサーチャー』との職種(←マイナーだと思っている)に、こんなにも興味を持っている方々がいるんだ、ということでした。
去年?くらいから、デザインリサーチやUXリサーチなど、『デザインをするためのリサーチ』な分野に注目が集まっているなぁと感じています。
UXという言葉が広まり、UXをデザインすることが当たり前になってきて、何を知ればUXをデザインできるようになるのか、そのあたりに注目が集まっているのかも知れないなー、と思ったりしました。

こんな素敵な機会をいただけた、サイボウズさんのnoteはこちらですよ!


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