読書

【読書感想】基礎から学ぶ認知心理学

✍️業務でユーザビリティテストからの改善提案をやっている関係で、関連の書籍をぼちぼち読みます。書評というより、本を読んで思ったこと・体験したことをメモしておりますよ。
(ちょっとだけ追記しました:3/15)

本日の書籍はこちら。

✍️『UXデザインの教科書』や、他のUX関連の書籍だったりUI関連の書籍だったりを読んで行くうちに、認知心理学って面白そうだなーと思い、もっと関連の書籍を読んでみたいなー、だけど、どの辺りから始めるのがいいのかなーと思っていたところに、こちらのnoteを拝読し、本を選んでみましたよ。

✍️ 認知心理学って、何を扱う学問なの?であったり、どれくらいの範囲があるの?とよく知らなかったこともあり、この書籍でだいぶ整理されたような気がします。

✍️ 範囲が広そうな学問だなーとは思っていたんですが、本当に広かった!!!

<目次>
第1章 「誤り」から見る認知心理学
第2章 感じる─感覚
第3章 捉える─知覚
第4章 覚える─記憶の基礎
第5章 忘れる─記憶の展開
第6章 わかる─知識の成り立ち
第7章 考える─問題解決と推論
第8章 決める─判断と意思決定
第9章 気づかない─潜在認知
第10章 認知心理学の歩み

や、ほんまに広すぎです。

だけれども、この本一冊を読めば、この広大な認知心理学の中で、私が「面白そう」と思った内容が、どこの分野なのかわかるっ!すごいっ!
かなりの収穫でした!豊作!!!

✍️さらにさらに、各章の最後に「さらに学びたい人のために」とブックガイドがあり、興味のある分野の書籍をさらに読み進めていけます。
こういったブックガイドが書かれている書籍、ありますよね、本当にちょー助かります。

次に読むのは「教養としての認知科学」なのですが、それ以降に読む本も決まりました。良い。良い。

✍️で、なぜこの本がそんなに良かったか、という話なんですが。(ここから追記)

✍️ユーザーテストをやって、結果を返す際に「ここは伝わっていなかった」「ここは伝わっていた」と返すことは割と簡単だと思っています。

だけど、それだけだと、結果を活かせる返し方ではないなと思っていて。

「ここは伝わっていなかった。その理由はこうだからである。」
「ここは誤解していた。これが理由で違う意味として伝わっている。」

などの、ダメな理由を一緒に伝えることで、効果的な改善策を考えることができると思っています。
料理をするための材料を揃えておく、みたいな感じです。

その『ダメな理由』を考えるときに、この認知心理学の知識が非常に必要なんです。これがないと、単なる思いつきになってしまう。

だけれども、その非常に必要な認知心理学、分野が広すぎてどこから手をつけたらいいかよくわからん!が、解決できる。
なので、この本は良いんです!

✍️ということで、うちの若手にも進めておきました。うむ。


サポートをいただけたら、美味しいビールをいただきます