iPadが… の2

今深夜の2時になろうとしています。さきほど前日の時間内にアップした記事の続報です。iPad air 3の画面が点灯しなくなり、一切の操作を受け付けなくなって24時間後のこと。昨日は終日、そのことで右往左往させられました。愛犬がぐったりして意識不明になってしまったときの飼い主の様相です。

もう寝るか、と思い、いつものようにiPhone(目覚まし)とiPad(寝る前の儀式)を持って寝室へ入ろうとしました。一緒に持っていっても役に立たないことはわかっていましたが、そうするより気持ちの収まりをつけように無かったのです。

そのとき、ふと試しにHey, Siriと呼びかけました。無反応です。もう一度声を掛けます。数日前、このSiriは、私が仕事(レッスン)をしている最中に突如話しかけてきました。「私は69%の音量で話しています」とか言っていました。呼びかけていないのに。

やっぱりベッドに連れて行くのはやめようと、仕事部屋のデスクに置いたまま居間へ移動しますと、追いかけるように、何かご用ですか?と声がします。

「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン」と心の声が叫びました。仕事部屋へ急いで戻り、もう一度Hey, Siriと話しかけます。何かご用ですか?(やったー)

再起動してください(敬語です)。「確認します。再起動するのですか?」

再起動してください。無言です。

私は暗い画面の奥に、きっとスライドバーが現れているだろうと想像し、それらしき部分を左から右へスワイプします。2度、3度とやってみました。すると。

現れたのは光です!

昏睡状態にあったiPad air 3が、いま何事も無く目覚めました。

リンゴのマークをしばし表示した後、ログインするためのパスコードを要求してきます。画面は正常です。すぐにそれを行い、iMacへ接続してバックアップを取ります。家計簿の中身は大丈夫でしょうか。iReal Proの練習用のコード進行は保存されたでしょうか。なんという幸福感。相棒の生還。

さぁ、この後、どうしましょうか。今回は復活を遂げましたが、二度と目覚めることの無い日が訪れそうな気がします。治しましょうか。交換しましょうか。不安は残ります。ですが、今年一番の感動と興奮に包まれているのは確かです。

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