イ・ボミさんの最終日
女子ゴルフのツアーを毎週見るようになったのはDAZNで中継が始まった昨年からのこと。それ以前も父が家に居た頃は付けっぱなしのテレビから地上波なり衛星なりでゴルフ番組は欠かせていなかったから、もちろんその存在は知っていました。
2週間前のスタンレーレディスホンダへは、観戦に行けたけれど諸事情合って自粛しました。しかしそれが生でイ・ボミ選手を見ることのできる最後のチャンスでした。彼女が今年いっぱいで日本のゴルフ界から引退することはシーズン始まりから知っていました。6月の資生堂にも8月のCATにも出場されなかったし、今週行われているマスターズが最後とされ、私にとってはその日がラストチャンスでした。
ついにやってきたマスターズの初日は11オーバーと下位に沈み、それはワースト記録だったそうですが、本日はパーで回るも予選落ちとなり、終止符が打たれました。
朝からDAZNを、その時間に視聴開始すると、偉大な選手の「引退試合」をティーオフから見ることができました。スタート前から涙が出ていて、ボミさんよりも年上の上田桃子選手が、第二打の位置へ移動するとき、肩を抱いていました。私の生活もあるので、視聴は50分程で切り上げることにして、夜半に続きを見ようとしましたが、いつものように「ながら」というわけにはいかず、試合を追うのは、結局バーディを決めたセカンドホールまでとなっています。
Youtubeには選手達からの贈る言葉集が上がっており、そちらは見たけれど、私の涙もなぜか止まりません。多くの、若い現役選手の憧れとなっていた、そうした貢献は絶大だったようです。
アスリートの全盛期は若くして終わってしまいますが、故に続けているベテラン選手の素晴らしさも、より強調されて良いと思います。上田選手、藤田さきき選手は37歳、先日優勝した菊地絵理香選手、ランキングトップの申ジエ選手は35歳、3月から11月まで、ほぼ毎週、日本各地を転戦するツアーで常に上位にいるこれらの選手の活躍を見ることは、とても励みになります。
一方で、13歳のアマチュア選手がツアー優勝経験のある2人のプロとラウンドしていました。スポーツの世界では中々見られない世代の広さであり、ゴルフを面白いと思う理由の一つです。
そんなわけで、センチメンタルに過ごした、特にそれ以外記すことのない一日でした。私自身も、課題の練習を続けていますが、相変わらずうまくいかない、できるようにならない分野に格闘しています。うまくいけば賞金が出る、なんてことがないのでモチベーションの維持にも苦労します。まぁ好きだからやってるんですが。
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