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ピックルジャーニー2024 Day5 (移動日・オートリキシャドライバーと喧嘩・レコード屋・MAP(美術館)・ベンネドーセを焼く)ただの備忘録

ピックルジャーニーとは:南インドの漬物(ピックル)を広島・尾道で製造する個人事業を営むアートオブピックル(Art Of Pickle)がインドを旅してピックルについての気づきを得るための旅(ジャーニー)です。今回のテーマはポークピックルで、主にマイスール(Mysuru)とマディケリ(Madikeri)の訪問しています。故郷のベンガルールにも寄りました。

2024/05/02 ベンガルール移動日

昨日は遅かったにも関わらず、バスが6時30分発なので朝5時30分に起きて6時に出発。アシッシュが私をバイクの後ろに乗せてバス停まで送ってくれた。昨日あれだけ飲んで日を超えて帰宅して眠いだろうに本当に言っていたとおりに起きてくれた。優しい人だ。このホスピタリティに心から感謝を述べ別れる。6時30分に4列で大きめのシートのついたバスに乗り込みました。ベンガルールまでは5時間30分ほどバスに揺られる。

さよならマディケリ

バンガロールとは:バンガロールとは:(現在は公式にはベンガルールと呼ばれます。)インド南部のカルナータカ州の州都です。この都市は、インドの主要な経済および文化の中心地の一つであり、特にテクノロジー業界のハブで「インドのシリコンバレー」とも称されます。緑豊かな公園や庭園が多いことから「ガーデンシティ」とも呼ばれ、年間を通じて比較的穏やかな気候が特徴です。教育と研究の施設も充実しており、多くの国内外からの学生や専門家が集まり、アートや文化もインドの第一線を走る都市です。アートオブピックルのオーナーNekoyamaが3年間住んでいたところです。

オートリキシャドライバーと喧嘩


12時過ぎ、予定より少し遅れてベンガルールの中心部マジェスティク(Majestic)にあるバスセンターに到着。
宿泊先であるサービスアパートメントにチェックインするためにさらに20kmほど移動しなければいけない。またバスに乗るのが少々面倒くさかったので4-5人のオートリキシャに「カルヤンナガル(Kalyan Nagar)の近くに行くのだけど400ルピーでどう」と、声をかける。Google Mapで場所を見せて、400ルピーで行くことができるというリキシャに乗り込む。しかし、これがあとで仇となる。「カルヤンナガル(Kalyan Nagar)の近く」「Google Map」での目的地確認の2つで足りているかと思うが、ドライバー目線からしたら「カルヤンナガル(Kalyan Nagar)」しか聞きとれていないのだ。口頭指示が曖昧だったのもある。「カルヤンナガル(Kalyan Nagar)」を過ぎるくらいで「あれ?この道遠回りちゃうか」「ここに行くなら別のルートの方が早かった」とドライバーがイライラしだしてずっとカンナダ語で喋り出す。「遠回りしてしまったので」「エクストラマネーが必要だ」的なことを言っている。私は私で「いや、目的地の地図見せたやろ。」という思いを持っているので最初は温厚に「心配すんな。大丈夫だからとりあえず、はい、次は右ね」など言いながら駒を進めるが、ドライバー氏のイライラは止まらず、1分落ち着いては同じことを吐き続ける。そこで、ここはビシッと決めねばと思いキレキャラを演じてみる「目的地の地図も見せたやろ!遠回りしたのはお前の失敗(Fault)やんけ!近道がどっちか知らんねん。もういい止めろ!降りる!」と、途中で車を無理やり下車する。ドライバーも「いやあと2kmやからとりあえず乗ってくれと私を宥めてくる」私も頭の中は冷静だがプンスカした演技をしながら、もう一度オートに乗り込む。そして目的地に着く。ドライバーは支払い400ルピーでは納得しない。私もエクストラマネーは納得しがたい。そこで割と大きい声でお互い言い合いになる(頭の中は冷静で『あーインドめんどくせー。でもめんどくせーとおもしれー』)。ロードサイドの店で昼食を食べていたバイク乗りのビジネスマンみたいな青年が「どうしたん君ら?」と心配そうに声をかけてくれる。ありがとうごめんね巻き込んでと思いながら、2人の言い分を青年に伝える。青年はさながら裁判官のようになり、道路で即興裁判が始まる。ドライバー氏の言い分は「カルヤンナガル(Kalyan Nagar)の近くってこいつがいうからそこを目指したので遠まわりしてしまった」をカンナダ語で。私は「カルヤンナガル(Kalyan Nagar)の近くとは言ったけど、カルヤンナガル(Kalyan Nagar)を通れとは言ってない。Google Mapで到着地も見せたし、ドライバーは英語も喋れない上に地図も見ることができない。目的地までの道はプロのドライバーなのだから自分で考えるべきだ。」と言う。青年は私に対して「いやめっちゃ気持ちはわかります。インド人でもそうゆうことがたまにある。」と共感を示してくれた上で、「でもこのパターンはしょうがないよ。彼は言葉がわからないんだ。ドライバーに正確な場所が伝わっていなかった。払うしかないと思う。」と私にいう。裁判官が決めたのだからしょうがないと私も渋々払う。ドライバーも自分があれだけ言ったのになんか申し訳ないみたいな顔をしながらそれを受け取る。さらに私に握手を求めてくる。私もドライバーの手をぎゅっと強く握り返し笑顔でいう「強い言い方してごめんな」ドライバーもいう「お互いテンション上がりすぎちゃったよね」そう、試合のあとは握手してにっこり笑顔で別れる。これをスポーツマンシップという。強く生きよう。

「スポーツマンシップ」とは、公正さ、尊敬、そして試合後の敵対心を持たない態度を示すことを意味しています。スポーツマンシップは、対戦相手への敬意とともに、ルールを守ること、フェアプレーをすることも重視されます。

スポーツマンシップとは

ちなみに在住時はウーバー(Uber)などの交通系アプリを使っているからこのような口頭でドライバーと料金交渉をしながら旅するのは久しぶりだ。前回のピックルジャーニーでは裏技でインドの電話番号を手に入れたが今回タイトな日程だったので日本で手続きをして国際WIFIを借りている。

さて、滞在先のサービスアパートメント「デイワンスイート(Dayonesuite)」に到着。ここはベンガルールの知り合いのインド人に紹介してもらったところ。ここに3泊して日本に帰る予定だ。

入口で車洗ってる人にタバコもらって話す。
私は非喫煙ですが旅先でくれるタバコだけは吸います。
家賃は75000ルピー/月(15万円ぐらいとのこと)
バンガロールで企業している青年
各部屋の名前はカルナータカ州の都市名
珈琲で有名なチクマンガルールの部屋

宿の前にロイヤルエンフィールド(バイク屋)があったので、Classic 350乗る一気に欲しくなってしまった。インド産のバイクメーカーで東京渋谷に2021年にできている。このホームページにも生産国インドの光る文字。

憧れのインドバイク
ロイヤルエンフィールド カッコいい

本日は移動日設定で特に予定はかったのでカセットテープが売っているレコード屋の「Music Corner」にいくことにした。
そあとは、2度目の訪問となるが、新しい展示をやっているはずなのでバンガロールらしい美術館「Museum of Art & Photography (MAP)」にいって見ることにする。

Music Corner は今や普通の民家の建物の1室なので、外から見るとまったく店には見えない外見なので注意。看板が一応あるのでそこの門をあけてドアを叩いたりすれば、おじさんが出てくる。品揃えはかなり良い。インド映画の70 -80年代のカセットテープがたくさん。欲しいが値段が高い。カセットテープの元値は30ルピーとか40ルピーとかだが、ここでは一つ500ルピーからだ。うう…欲しいけど高いわ。。。足元見られてる感じしかしない。ムトゥ おどるマハラジャの邦題でも有名なタミル映画「Muthu」のカセットテープ音源も2つもあった。Disco Dancerのカセットテープ音源もある。これはプレミアで1000ルピーだとか。外国人客を相手にしているとかで、シンガポールではもっと高く売れるんやみたいに言われた。「日本人はそんなにリッチじゃないねん。リセールもできないし音楽は金にならんのや」と訴えたけど鋼鉄の顔で1ルピーたりともディスカウントしない姿勢の強親父。悔し涙とともに何も買わずに店を出た。

Museum of Art & Photography (MAP)


入口
エントランス

常設展は昨年9月に覗いている。今回はジム・ランビーのインスタレーション作品「ゾボップ」とメーラ・ムカルジー(1923-1998)、ジャイデヴ・バゲル(1949-2014)らによるインド現代彫刻展を観覧

入口
端 テープみたいなものを端から貼ってる
四角い部屋じゃなくて部屋の形で歪な部分があるのが
これをおもしろくしてる
全景 サイケデリックである

ジム・ランビーのインスタレーション作品「ゾボップ」は、直接性と抽象性を通じて視聴者を新たな体験へと誘います。この作品は、1960年代のヒッピー運動やサイケデリック・ポップの影響を受けており、カラフルなビニールのストリップを使用してギャラリーの床を多色の同心円状に変容させます。1999年にグラスゴーのトランスミッションギャラリーで初展示されたこの作品は、空間の再解釈を促し、各視聴者が個別に作品と関わることを奨励します。

Description summarized and translated by Chat GPT4

次にインドの現代彫刻展フロアにいく。

ありそうでなかった彫刻
ありそうでなかった仮面

インドの歴史長いから数百、数千年前のアートを民族博物館で見たことがある。これの面白いのは作者の生きてた年齢や制作年をみて、20年前の作品とか、わりと最近作られていることに気づく。古物調査からその技法を学んで実際につくるって…人生捧げないできないことをやり遂げたひとたちの『ありそうでなかった彫刻美術』なのか。そして作品のディテールはただのフォークアートの再生の域をはるかに凌駕しているのですごい。

メーラ・ムカルジー(1923-1998)は、カルカッタ生まれの作家で彫刻家、芸術人類学者でした。彼女はインドとドイツで学び、1960年代にはインドの金属工芸を調査し、その技法を自身の作品に生かしました。彼女の作品は国内外で展示され、1992年には芸術への貢献でパドマ・シュリ賞を受賞しました。
ジャイデヴ・バゲル(1949-2014)は、チャッティースガル州出身の彫刻家で、伝統的な青銅鋳造技術を父から学びました。彼の作品はフォークロアや神話に基づき、1977年に全インド国民マスター・クラフツマン賞を受賞し、国際的にも展示されました。ジャイデヴは伝統芸術の保存と発展に貢献し、「シルピ・グラム」の設立メンバーとして地域の工芸を支援しました。

Description summarized and translated by Chat GPT4


ヴァンデヴィ・パンチ・ムーキ(森の女神の5つの顔)
影だけ見ると『木』見えるのね

ガドワ族の家族出身で、ジャイデーヴの作品はしばしば「現代的」と称される。鋳造の典型的なイメージから大幅に転換し、環境問題に関わる『ヴァンデヴィ・パンチ・ムーキ』が代表作。これは自然資源の州による搾取に対する抗議意味を含む作品で、怒った木の女神が破壊の警告として恐ろしい五面の姿を示します。

Description Translated by Chat GPT4
マディヤとマディン

なぜ神々は労働者として描かれるのでしょうか?バスタールの地元の神々のうち、ラッカド・デオとガッパ・デイは、それぞれの典型的な象徴を通じて識別されます。木こりとしてのラッカド・デオは常に肩に斧を持つことで定義され、ガッパ・デイは頭にかごを載せ、手にはバールを持っています。このマディヤ(男性)とマディン(女性)の彫刻は、これらの神々の通常の表現方法と似ていますが、服装、宝石、道具の変更を取り入れており、実際にはマディア族の働くカップルを表しています。

Description Translated by Chat GPT4

MAPお土産屋さんで購入した

カカブーシュンディ(ガルーダの姿をした知恵の神さま)
ドローイングトートバック
昔の映画ポスタードローイングトートバック
猫シール、牛シール、神さまシール


MAPを観覧したあとでMGロード周辺に戻り立ち寄った場所

Koshy'sはベンガルールの映画や小説など様々な文化的な香りのする洋風喫茶店。今となってはお爺さん率が高い。名物のスペシャルコーヒーを飲む。隣では2名のお爺さんがテーブル4人席の片側に座り同じ方向を見ていた。

Cauvery Handicrafts Emporium (KSHDCL)でブロンズの灰皿(Ash Tray)を購入。灰皿としては使わず、ピックルの商品ディスプレイに使う予定。


突然激しいスコール
マルチプルシティ
MGロードに待望ダヴァナゲレスタイルのベンネドーセ

M.S.Dose、マレシュワラム、ニューベルロードに続いてMGロードに3店舗目を開店したところ。店長のバラジさん(Mr. Balaraj)は創業者の娘婿でバラジさんの弟がドーセを焼いているた。
大好きなダヴァナゲレ・ベンネドーセを
老舗のレストランで焼かせてもらう
偶然が重なり超ラッキー
 テクスチャー


ホワイトバターにホワイトマサラ
白いけど青唐辛子たっぷりで香り高いし辛い
サイケデリックな駅を通りメトロで帰宅
バイクや車に混じって馬乗っている人を発見
交通量の多い都会でも馬がいる


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