#私の体は母体じゃない訴訟原告

公共訴訟 #私の体は母体じゃない訴訟の原告本人(梶谷)です。 海外で不妊手術を受けた経…

#私の体は母体じゃない訴訟原告

公共訴訟 #私の体は母体じゃない訴訟の原告本人(梶谷)です。 海外で不妊手術を受けた経緯や訴訟に関する情報についてこちらにまとめていきます。 訴訟に関する詳細はこちら➡️ https://www.call4.jp/info.php?type=items&id=I0000132

最近の記事

幼少期から「産む性」として認識・期待されることへの苦痛

昨日の意見陳述で、 原告の佐藤さんが小学生の頃のお話を法廷で陳述された。 男子がふざけて椅子を押して、 自分が転んでお腹を打ってしまった時に、 先生の口から出た言葉は 「佐藤さんが将来赤ちゃんを産めなくなったらどうするの」 だったことが、 今でも心に残っているのだという。 「女の子は赤ちゃんを産むからお腹を冷やしてはいけない」等と言われて育った人も多いと思う。 女性は、 小学生、人によってはそれより早い段階から 「将来は子どもを産む存在」であることを大人に刷り込まれる。

    • #わたしの体は母体じゃない訴訟 1回期日のお知らせ

      #わたしの体は母体じゃない 訴訟の第1回期日が決まりました。 私も下記の日時に東京地裁に出廷し、 原告として意見陳述をします。  リプロダクティブ・ヘルス&ライツや自分が望む生き方(子どもを持たずに不妊手術を受けて生きていきたい)を、 自分の国から否定され、選択を奪われ続けてきた1人の女性として、 今日に至るまでどういう気持ちで生きてきて、 これからどういう社会を望むか、 自分の言葉で伝えたいと思います。  不妊手術を望む当事者の方はもちろんですが、 「人と違う」こと

      • #わたしの体は母体じゃない 訴訟 陳述書全文

        2/26に提訴した母体保護法下の不妊手術の原則禁止の違憲を争う訴訟について、約5000字の陳述書全文を公開します。 自分のことをどこまでさらけ出せるのか葛藤しながら、自分がどういう思いで、27年間生きてきて、この結論に至ったのか、自分の中でも自分の気持ちや人生の軌跡をひとつひとつ整理しながら最後まで頑張って書きました。  日本では、不妊手術について、体に悪いものであるとか、体調を崩すのではないかと思う方も多いですが、おそらく懸念についても触れてお話しています。 長いですが

        • 不妊手術に関する誤解や懸念について

          訴訟をしてから、素朴な疑問がポツポツ上がっているので、今の私が答えられる範囲で答えようと思います🙇‍♀️ ・健康に影響があるのでは? → 卵管は妊娠以外に機能がない臓器なので、取り除いても健康に影響はありません。一般的な卵管摘出による不妊手術は、 ホルモンバランスにも影響を与えないため、更年期のような症状がでることもなければ、骨がもろくなったり、閉経することもありません。これは驚かれますが、不妊手術をしても生理は毎月来ます。妊娠を望まないのであれば、卵管を全摘することで、卵

        幼少期から「産む性」として認識・期待されることへの苦痛

          女性不妊手術 (卵管全摘・結紮等) FAQ

          皆さんからリクエストがありましたので、よくいただく質問への回答をこちらにまとめていこうかと思います。 新たな質問をいただいたら、こちらに追加します。 ※既に前のブログで説明していることや専門的な質問にはお答えできません🙇🏻‍♀️  重複しているところもあるので、質問される前に前のブログも確認していただけると幸いです🙇‍♀️ ・不妊手術の費用は? その国の物価や医療機関によると思いますが、全額負担で60万前後が相場かと思います。 私が以前問い合わせた病院での概算は、北欧で10

          女性不妊手術 (卵管全摘・結紮等) FAQ

          ~ 不妊手術を受けて3ヶ月 心身の変化 ~

          前回は手術直後の経過についてお伝えしましたが、手術を受けて時間が経ってから心身がどのように変化したのか知りたいというお声がありましたので、約3ヶ月経った今だから気付く変化などをお伝えします🙇🏻‍♀️ ・ 生理が軽くなった! 卵管を摘出することで生理が軽くなるというエビデンスはありません (重くなった、変わらなかったという人もいます) が、私の場合はすごく生理が軽くなりました。 生理痛がなくなって、出血量も大幅に減りました。2日目でも以前の4日目くらいの量で、出血がほとんど

          ~ 不妊手術を受けて3ヶ月 心身の変化 ~

          ~ 不妊目的で卵管全摘を受けて 術後経過 ~

          不妊手術を受けたいと検討されている方の多くは、日本では受けることができず、海外で受けることを検討されていると思います。 実際にどれくらい身体に負担がかかるの? 手術してどれくらいで日本に帰ってこれるの?等  気になると思いますので、個人差はあるかと思いますが、20代、軽度のバセドウ病だけど体力には自信あり、痛みには敏感な私の回復記をまとめました🙇🏻‍♀️ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 1日目(手術当日) 10時~11時頃 麻酔かけられる 12:30 意識回復 麻酔

          ~ 不妊目的で卵管全摘を受けて 術後経過 ~

          20代子なし女子が海外で不妊手術を受けた訳

          みなさん、こんにちは🙋🏼‍♀️ 様々な理由から、不妊手術(卵管を結んだり全摘することで妊孕性をなくす手術)を受けたいという方が日本にも一定数いますので、情報提供の意味も含めて、私が不妊手術した経緯や経過について何回かに分けてお話していこうと思います🙇‍♀️ まず、なぜ日本ではなく海外で受けたかというところですが、日本は本人の自由意思での不妊手術が制限されている世界でも数少ない国です。 日本には「母体保護法」という法律があり、不妊手術を受けるためには、複数人子どもを産んだ

          20代子なし女子が海外で不妊手術を受けた訳