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#5 6月のインフレデータ(CPI)を見た感想&分析

みなさんおはようございます。最近読んだ学園恋愛系の漫画でモテる方のモブの一人が「趣味合わないときつくね?Youtuberとかさ、結構大事だよ。」と言っていてYoutuberを全く観ない僕は「詰んでるやん。」と思ったすなっちゃんです。

7月の目まぐるしいほどの忙しさに終わりが見えずあまりnoteを更新できず申し訳ございません。8月からは多分更新頻度あがります。

さて、今日は昨日発表されたインフレデータ CPI を見た感想と簡単な分析を書きたいと思います。簡潔になると思うのでさくっと読めると思います。

それではいきましょう。



先日発表されたCPIはさらに上昇しており、9.1%+でした。

先月のCPIも近い数字(8.6%)で上昇していましたが、こちらは様々な要因が重なっての上昇でした。FEDの0.75%利上げとか。

ただ今回は先月より要因は少なめです。まず一番の要因としては物価(主にエネルギーと食品)ですね。
そしてこれらの商品は最近急下落してます。ただこの下落はまだ先日発表された6月のCPIデータに反映されていません。だから結構な上昇率になってしまっているということです。

これは若干ですが2020年3月に発表された2020年2月の雇用統計データに似ているような気がします。実際このデータは非常に良かったんですが、ちょうど発表されたタイミングがコロナが蔓延し始めた頃だったのでまだそれがデータに反映されていなかったんですね。

しかし完璧にその時と今回が一緒のパターンとは言い切れません。期待通り物価と商品価格が下落していけばインフレ率をゆっくりと引き下げると思いますが、これは「インフレが終わった」という意味にはなりません。

今見るべきデータは?

経済状況はかなり激しく変化しています。これが原因で従来まで重要指標とされていたデータも今ではあまり参考にされていなかったりするんですね。

例えば賃上げ率。この前月比チャート(一番薄い青)を見ると明らかに減速しており、コロナ前の水準(3.8%)まで戻ってきています。ただ従来で重要視されていた前年比チャート(濃い青)を見ると、5.5%上昇しています。

とりあえずもうすぐ2つの重要データ 「ECI (経済複雑性指標)」「PCE価格指数」が発表されるのでそれまで待ちでいいかなと思います。

先日のCPIデータを見る限りはFEDはさらに0.75%利上げすることはなさそうだし、今のインフレの減速が本当なのかを確かめるために一旦は様子見すると思います。



まとめ

今回は先日発表されたCPIデータについての感想と簡単な分析を書かせていただきました。結構な上昇率だっただけに価格上昇予想で、商品価格が下がっている今買う人が多そうなのですが、僕はおすすめしません。ただデータを完全に信用しすぎるのも禁物です。前にも言いましたが、市場を動かすのは投資家心理ですので。視野を広げていきましょう。

ありがとうございました。



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