読書レビュー⑥『レッドスワンの絶命 赤羽高校サッカー部』(綾崎隼)
こちらも今後のためにブログから転載。
もともとまとめて書評みたいな感じだったのを、作品として切り出してみた。
あらすじ
感想
著者のデビュー5周年にして、2度目の単行本作品。通算16作品目。
サッカー大好きな著者がその楽しさを伝えようとした一作。
過去のシリーズと違い恋愛的要素は少なく、青春要素が強いサッカー小説。
作品の半分をしめ肝である試合には、それこそ今目の前で試合が行われているような迫力感があり、一気にその世界に引き込まれる。
サッカーに馴染みがない読者向けに図等を用いての用語解説ページがある。高校サッカーが題材ということもあり、ユース年代の大会についても多少ながら知ることができる。
著者のファンとしては、お約束の過去の作品の登場人物がゲストとして登場するのも嬉しい。
作品に具体的な年月日が表記されているため、過去作品の時間軸の解明のヒントにも。
推薦文は元日本代表の中山雅史。
初出:2015年4月11日 「徒然にレビュー(3月編)」
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