2020年日本の一番長くて暑い終戦記念日 武蔵野陵に昭和天皇、大正天皇の墓参り 20.08.15 13:00
明治神宮から八王子へと移動する。
八王子の武蔵量墓地は、多摩陵と呼ばれる大正天皇、武蔵陵とよばれる昭和天皇の陵がある。
毎年終戦記念日には訪れるようにしているのだが、新宿から八王子への移動がなかなかしんどい(笑)
天皇の陵がなんで八王子なのだろう?
いつも疑問に思うことだ。
最初に作られた陵は大正天皇のものだが、地盤が良いことと万葉集に詠まれた土地であることが選定理由らしい。とはいえ、都心から離れた感じがなんとも不思議。
八王子は江戸城の守りの拠点だったからか?京都に眠れないところがちょっと悲しいかな?
都心から離れたところでゆっくり眠られることを祈ってとでも言いたいのだろうか?環境が良いのはわかるが。
八王子と一言で言うけれども市街地から離れたかなりの山の中だ。
誇大な土地は駐車場から陵へと杉の並木道をつくる。
杉林が日差しをさえ切ってくれるのはありがたいがすこし痛みが目立つ。
林にしては密集度合いがきつい気がする。もう少し風通しを良くしないと駄目じゃなかろうか?いろいろな意味で。
大正天皇とその皇后陛下、昭和天皇とその皇后陛下と神道式の陵が四基並んで祀られている武蔵野陵。
日本政府の体制が今のまま続くのなら、いずれは平成天皇も、令和天皇もここに眠ることになるのだろう。
生きているうちにそういう事がわかってしまっているって複雑だなぁ。
人として達観しているからそんなことではどうこう思わないのだろうか?
日本国民唯一の無二の存在の運命は多くが予定調和だから。
整然とした陵への途中にも桜田門関係のツートンカラーの車を数台見た。
陵の前には立番をする桜田門関係の人。暑いのに大変だ。が、国体保持のためでは仕方がない。
明治天皇も、大正天皇も、昭和天皇も裸の大将的が言うところ、軍隊の位で言えば大元帥なわけなんだな。
大元帥といえば一番偉い位なんだな。
しかも、昭和天皇は終戦の日の当事者であり、75年前は生きるか死ぬかの最前線に居たわけだ。
生きるか死ぬかの最前線に居たのだけれども、結局死ぬことはなかった。数多の若者が戦場で亡くなっていったというのに。
その後、亡くなるまでに背負った十字架はきっと重かったことだろうけれども、決してそれで責任がなくなったとは絶対に思えなかったりもするわけなんだな。
軍国主義化を止められなかった責任。結局過去の歴史同様、武士の暴走が繰り返されたわけだけれども、今またなんとなくそんな感じの社会の雲域を感じないわけでもない。
10年後、20年後・・・自分が生きている間は平和な日本であってくれるだろうか?
グローバル社会。日本だけの問題ではないのかもしれないけれど。
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