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伊那出張編 徹底的に伊那散歩 馬の観音様、仲仙寺参拝 21.10.17_08:45


 出張の休日。今日は徹底的に伊那の街をぶらつこうと思う。
 というわけで仲仙寺参拝。

 伊那谷の西のへり。木曽へ抜ける峠である権兵衛峠に割と近い山の中に寺はある。

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 権兵衛峠が回り込むようにして抜けている山が経ヶ岳。
 1000年以上昔、比叡山の慈覚大師が観音様を刻みお経を納めたためについた山の名前で、その山麓に観音様を本尊として開山んしたのが中仙寺の始まりだそうだ。
 以来、馬の観音様として信仰を集めている。
 木曽や伊那がどれだけ馬の産地であったかが知れるし、馬は今も郷土料理として浸透している。


 しかし、見事なお寺だ。
 かなり山の中に入り込んだなぁと思ったところに突然現れる二本の木にしめ縄を渡した山門。

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 焔魔堂に安置された閻魔様のおどろおどろしさ。

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 そして雰囲気のある山門。


 以前の伊那谷がどれほど栄えていたかを伺い知れる。

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 本堂の見事さに境内中に置かれた伊那の石工の技であろう地蔵。

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 まるで異空間が広がる雰囲気。


 馬がどれほど貴重だったか。
 これほど見事な寺院を維持出来たのだから・・・。

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 馬年にはきっと参拝客であふれるのだろうなぁ。
 
 日本には数種の馬の在来種がいる。
 本州では木曽馬が唯一の在来種だそうだ。

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 サラブレッドと違い、古来在来種はスラリとしたスタイルではないが、農耕には欠かせない存在だったそうだ。
 武田の騎馬隊もまたがっていたであろう木曽馬。

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 正直、モータリゼーションが栄え、農業も機械化が進んだ現在においては、競馬以外で馬の必要性は一切感じないが・・・。


 木曽の開田高原には木曽馬の里という施設があるらしい。
 今度ゆっくり回ってみたい気もするが・・・。

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 馬を祀る古刹を巡って、馬への認識が多少は変わったか?
 うーん、寺の見事さに圧倒はされたけれども。
 やっぱり馬は食べるものだわ。




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