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【岐阜県岐阜市】秋の行楽、美濃散歩四日目 岐阜市内散歩 しっぽりと川原町 22.11.02_15:00

 秋の行楽、美濃散歩。四日目。
 今日は一日岐阜市内を散策!


 岐阜市の長良橋のたもとに川原町という古い町並みがある。

 湊町、玉井町、元浜町地域を貫く町並みは貫く町名から江戸時代の生活を思い描くことができる。

 今では岐阜観光唯一の全国区、鵜飼の観覧事務所の有るところ。

 ここもまた、信長の日本遺産の構成遺産だ。

 駅からの微妙な距離感が、風情のある町並みを残したのだろう。
(もっとも岐阜の駅前がビンビンに開発されているとは言い難いけど)

 
 狭い間口に深い奥行きの日本家屋が続く町並みは、歩いていてどこか落ち着く。

 他の宿場と違って、町並みが美しいんだよね。統一感が有る。
 表に面して建物の凸凹が少ない。

 いかにも住民の所得が高い感じがちょっと嫌な感じだけど。

 江戸時代には長良川の水運で賑わった街だそう。

 って書くとふーんって感じなのだが、川の水運って下りはいいですわ。

 下った舟は人が綱つけて引っ張って戻ってきたらしいのだ。

 当然だけどエンジンは付いていないわけだし。

 つまり水運と言いながら、荷物を運ぶのは下りの話し。
 上りは空荷が普通らしいので、舟がお荷物だ。 

 今では想像もつかない効率の悪さだけど、それでも人が背負うよりは全然良かったんだから、エンジン発明以前の経済って呑気なものだったんだよね。

 保津川下りでよく見る観光川下りの和舟は、クレーンで吊り上げトラックで戻ってくるのが普通だからなぁ・・・

 舟に荷を積む人、綱を引いて戻ってくる人。

 そりゃ町はごった返したことだろう。

 表通り沿いには、そんな商いの連中が軒を連ねていたんだね。

 使われる側の連中は、どこかの掘っ立て小屋に・・・そんな小屋は残っているはずもなく・・・歴史は勝者と商社で作られる。(今は時々広告代理店と・・・)





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