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日本の音風景100選 川崎のお大師様の門前町 20.01.19 14:30

今年に入ってだいぶ経ってしまったが、川崎大師に初詣。
川崎大師の魅力は門前町と見つけたり。


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横浜から乗ってきた京急の本線から、京急川崎駅で大師線に乗り換える。
独特な空気感を醸して走る大師線。
本来ならば修羅なる極悪非道な川崎国へのいざないとなるところなのだけれども、正月の期間だけは全国有数の参拝客を誇る川崎大師への初詣路線となる。

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川崎大師駅までは京急川崎駅から3駅目。時間にして5分程度。あっという間だ。
住宅地開発がだいぶ進んでいるのだけれども、ここが川崎国だということを理解して購入しているのだろうか?それとも前世でよほど悪いことをしていた人たちなのだろうか?個人的には信じられないのだけれども、それはあくまで個人の感想。住めば都。良いと思う人にとってはかけがえのない街なのかも知れない。時々起こる極悪非道な殺人事件に巻き込まれないことを祈るのみです。

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川崎大師を冠する川崎大師駅は、駅前から川崎大師へと門前町商店街が連なる。
流石に駅前は居酒屋とか喫茶店とかが目立つけれども、商店街を進むにつれて川崎大師らしさが漂う。
やがて川崎大師の壁づたいに進むようになるともう街全体がお大師様のお膝元になる。

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川崎大師の門前町は日本の音風景100選に数えられていて、昔ながらの飴を斬る包丁で調子をとってトントコトントコまな板を叩くそのリズムが正月気分を盛り上げる。

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飴の他にも、くず餅屋、だるま屋など昭和の日本が軒を連ねる。
そこに正月特別屋台なども出てもうごったごったの町風景となる。

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このごたごたが川崎国の異分子を生んでいるのだろうか?
こんなほのぼのとしたところだというのに、どこに極悪非道が育つ要素があるのだろうか?
よそ者にはわからない、京浜工業地帯の歪みたいなものがきっとあるのだろう。

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それでもこの独特な門前町の雰囲気を味わいたくて参拝に訪れてしまう。
嫌いじゃないんだよなぁ。なんだかんだ言っても。



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