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【都筑区】ニュータウンのあじさい寺 正覚寺へ 20.06.07 11:10


曹洞宗大本山総持寺の参拝が思わぬ事態に終わったので、港北ニュータウンに有る正覚寺を訪れた。

敗戦後、横浜の中心部は米軍に接収されていたため遅れた開発を取り戻すため、戦後横浜の六大事業によって開発された港北ニュータウン。
今思うと隔世の感じ。高速道路が通って、地下鉄が掘られて・・・ニュータウンが造成されて、小洒落れた横浜マダムの生息地だ。

名前通りの若い街だから、歴史や寺社仏閣とは流石に縁が薄い地域なのだが、正覚寺は文禄二年(1593年)の開基だそう。江戸時代になる前となると、なかなかのもの。

そんなニュータウンのど真ん中にある正覚寺は横浜の紫陽花の寺として有名。



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印象的な山門を入る。
ニュータウンのすり鉢の底のような境内。
演出ってことはないだろうが、一気に人里離れた雰囲気にさせられる。


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正覚寺の本堂の奥には、いちめんの紫陽花といちめんの菖蒲。
思わずおぉって声が出る。


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ニュータウンのど真ん中であることを忘れてしまう。


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鐘楼をバックに寺の庭を紫陽花が、菖蒲が咲き乱れる。


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天気も良かったので、緊急事態宣言解除後すぐだというのに結構の人が見物に来ている。
外出自粛だ、三密回避だ、自粛警察だ・・・人との関わり合いがギスギスしだす世の中。みんな癒やされたいのだろう。


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草花ってお腹は一杯にはならないけれども、その必要性を実感させられる。
草花を愛でる。この感情って人間だけだろうし。
日光を浴びる紫陽花は美しく輝くけれども、菖蒲と人間には厳しい天候。
でも、思わず口元が緩むこの風景。


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ニュータウンの古刹はお昼ごろになるとあんなにたくさんいた見物の人達が一気に居なくなったことに驚き。
全員ご近所さんだったってことか?お昼を食べに帰った・・・。
まだまだ、県間移動は自粛を求められているから、そのとおりなのだけれども、地元のニュータウンマダムに支えられているってところが好感触。
なんとなく良いね。ほっこりする。


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自粛だ三密だと尖った気持ちな少し和らいだ気がした。
素敵な風景だったなぁ。




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