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皐月の空に横浜散歩 子供心に帰るところ横浜市電保存館 21.05.02_14:00


なつかし公園の後は、目と鼻の先にあるもっと懐かしい市電保存館へ。
これも毎年のこと。


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当然、市電を懐かしむような年齢ではないが、なんとなく、男子の心に火がつくというか・・・。
大きくなったら電車の運転手になるはずだったのに・・・今じゃしがないサラリーマン。
どこで人生が狂ったのかを毎年考えさせられる。


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っていうか、一時は輸送の花形だった市電もモータリゼーションの時代になるとすっかり邪魔者扱い。
高度経済成長の頃、街中、道中なんであんなに混雑していたんだろう?
不思議になるけれども、なぜだか街中に車が氾濫していた時代。道路行政がなっていなかったってことか・・・突然自動車の時代が来たからなぁ。

老兵は死なずただ消え去るのみな市電の扱い。
横浜は市電に冷たかった。


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今も、市電が走る地方の都市を訪れると羨ましくなったりする。
バスより確実で、何しろ楽しい。
広島とか、富山とか、市電が花形だったりする街はどこか活気も有るし、文化も独特だったりする。
時代遅れと陰口もあるけれども、良いものはいいんだよなぁ。


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そう言えば、宇都宮で市電が復活するらしい。
落ち着いたら餃子ついでに見に行ってみようかな?
今から楽しみが増えた気がする。


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横浜の市電はというと、今じゃ保存館で静態保存されるのみ。
電気のパンタグラフで動くから、もう街を走ることすらできないわけだ。


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こうやって保存して残された車体はいいけれども、それ以外の電車はすでに殆どが廃棄済み。
年寄りの憂き目とは言え、他人事で片付けるわけに行かない現実。
やがて自分も・・・そう思うから、愛おしいんだよなぁ。

子どもたちが無邪気に遊んでいる。
市電、珍しいよなぁ。
でも、そんな子どもたちも何十年後かには・・・間違いなく・・・。





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