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ロードオブ成田山新勝寺 成田の表参道を歩く 20.02.01 12:00
JR成田駅から参道を通って成田山への参拝の道。
初詣の人出全国第二位の成田山。
お正月にはこの参道も人であふれるのだろうけれども、流石にそんな日の参拝に来たことはない。
成田なんて東京から近いとは思えないような場所になぜそんなに参拝客が訪れるのか?
成田山自体、京都から派遣された平将門追討軍の本陣であった場所。
都から海路上総国に乗り付けてこんな成田の山の中までで進んでこられてしまう、水際作戦に失敗しているところがコロナ対策と平将門の脇の甘いところか。
結果、平将門は流れ屋にあたってご臨終。空海作と言われる神護寺から持ってきた不動明王だけがこの地に残された。
しかし、土手の淵のようなところにある成田山新勝寺。
参道はJRの駅からは1Kmほどの急な下りの一本道。
なんでこんなところに陣を引いたのか、都の連中の考えることは理解できないが。
っていっても、平安時代にはJRも京成電鉄も多分なかったはずで、この場所に張った陣地からどうやって平将門を攻めに出ていたのかは想像すらできないけれども。
街道的には成田の先には香取神宮や鹿島神宮が控えている。
宗教街道といってもいい感じだ。しかもどちらも戦の神様。都の人間がゲン担ぎをしたかったのかな?
成田の参道はいい雰囲気が残っている。
時々今風な歩き食いの店があったりするけれども、基本的には昔の風情。
酒屋があり、ザル屋があり、漬物屋があり川魚料理屋があり。
それが坂道の参道にびっしりと軒を連ねる。
それを冷やかし冷やかし歩くのがまた楽しい。
特に行きは下り坂。楽ちんだしね。
新勝寺に近づくと参道は食事ができる店屋が増えてくる。
特に鰻屋。
老舗から新参者まで選び放題。
成田は利根川の川魚料理が名物なんだよなぁ。と改めて。
参道に充満するうなぎの煙。
鰻をさばくその光景こそ成田の参道を代表する風景かもしれない。
楽しみは参拝の後にとっておいて、早速平将門に流れ矢を当てた不動明王参拝に参ります。
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