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【そうだ鎌倉、行こう。】金沢街道紫陽花散歩 一条恵観山荘邸内の雅に浸る 20.06.17 10:00


浄妙寺から一条恵観山荘へ。
金沢街道を挟んでほぼ向かい合うような関係。


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元は後陽成天皇の第九皇子で、摂政・関白を務めた一条恵観により西加茂に造営された一条家別邸の離れであったもの。
昭和34年、鎌倉に移築。庭石や枯山水も建物と共に移され現地と同じように配置された。
昭和39年には国の重要文化財に指定されたが、長く一般公開がなく鎌倉の秘伝の秘として浄明寺(鎌倉七不思議。浄妙寺の住所は浄明寺だという紛らわしい事実)の地にひっそりと存在していた。


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2017年からやっと一般公開が開始され、その落ち着いた雰囲気に惹かれて何度か訪れているお気に入りの場所。
今日はコロナ禍後一般公開が再開された庭園と、予約した山荘内の見学のために訪れたわけで、言ってみれば、今日の鎌倉散策の目的はこれだったというわけです。


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まずは邸内の散策。
西賀茂から地面ごと持ってきてしまったその徹底ぶりが凄い(笑)
おかげで鎌倉の地で京都の雅に浸れる幸せ。


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同時代では、八条家の桂離宮、天皇家の修学院離宮などがあり、江戸時代のお公家さんっていうのは結構裕福で優雅だったのね。
庶民の暮らしはほったらかしで・・・おエライサンっていうやつは・・・。


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新緑に襲われそうな庭園。
確かに鎌倉にはあまりない感じ雅。
鎌倉は結局武家の都、街の作りも建築もどこか無骨な感じが否めない。
京都の感性はしなやかでたゆらかで意地悪だ。


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茶室の丸窓を拝めた。
今年は明月院の丸窓が三密防止の為公開禁止になっているので、ここで丸窓に会えるとは・・・別物だけれども。


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金沢街道沿いの鎌倉観光としては最深部に当たるだろう一条恵観山荘。
京都から移築した山荘から始める鎌倉観光っていうのもオツなものだ。







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