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小田原のラーメンは桶で食らう 鯵壱北條。 20.02.15 12:40

ご当地ラーメンっていうのが流行りだ。
昔は、東京、札幌、喜多方、九州程度のものだったのに、最近はちょっとした地方の町には必ずと言ってご当地ラーメンというものが存在する。

神奈川県西の雄小田原も例外ではない。
小田原ラーメンというものを最近よく聞く。湯河原の大西ラーメンを源流とするものらしい。
もっとも小田原ラーメンを名乗るうえではきちんとした定義があるわけではなく、なんとなく小田原あたりで営業しているラーメン屋程度のゆるいくくりらしいが。

今日はというか今日もというか、小田原ではご当地ラーメンとかなんだとかとは関係なく、個人の好き嫌いの問題でラーメン。まぁそんなところで。

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訪れたのは鯵壱北條。国道一号線が城下で鍵に曲がる本町の角から少し入ったところ。
和菓子の伊勢屋本店やなりわい交流館の先にある、古民家をリノベーションしたラーメン屋さん。なかなか小洒落ています。
ただ、食べる方からすると、あまり店舗にお金をかけられても・・・みたいなところはなくはない。

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変わったところは古民家店舗だけではなく、丼が木桶だということ。
どう考えても丼よりもコストが安いとは思えない。重ねられない分場所も取るだろう。
食べやすいかというと・・・。見栄えが面白いという点だけがポイントだ。

今流行のインスタ映えってやつ。もしかして現代にとってはインスタ映えこそ一番大切な訴求点なのかもしれない。
おかげで今日もこんなピークを外れた時間帯にそこそこのお客さんが入っている。
そう考えると、マーケットリサーチは流石といっても良いのかも。

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で、今日頼んだのは鯵塩というラーメンで樽に入って1000円。
お釣りの出ない絶妙な料金設定も良いところかも知れないが、逆に値上げしづらそうだなぁ。コストダウンは材料で調節となるのかな。

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一応、地元早川港で上がった鯵を使っての魚介スープがまろやか優しくいかしている。
桶はどんぶりほどこちらがなれていないので、やっぱり若干の食べにくさはあるけれども、縁が熱くないのでスープは飲みやすい。レンゲを使う人には関係ないが。

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塩ベースが中々となると、醤油ラーメンも気になってくる。いやいや、つけ麺なんていう飛び道具もあるみたいだ。
次回の楽しみにとっておくのも悪くない。
これだけの個性派、忘れることは無いだろうし。





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