夏をあきらめきれなくて　腰越散策　海辺の街　20.08.30 15:30

八月もなんだかんだで最後の日曜日になった。
ホントなら今頃、子どもたちは夏休みの宿題の片付けに大わらわのハズなのに、今年はコロナのため夏休みが繰り上げられてとっくに授業は始まっているらしい。
それじゃなんだか季節感ってものがグダグダだ。

それでも、八月最後の日曜日と聞くと、ダラダラと過ぎていった酷暑の夏が諦めきれなくて、なんとなく潮の香りを求めて腰越あたりをうろつくことにしてみた。

小田急線の片瀬江ノ島駅から散歩開始。
新装なった龍宮城が晴れがましい。

江ノ島の土産物屋を抜けると昭和レトロ漂う腰越の街。
海沿いの街に育ったからかこの懐かしさにジンと来る。

日差しが暑いんですよ。
街が塩っぱいんですよ。
風が気持ちいいんですよ。

なんだろうなこの特別感。
ベタベタと張り付くような潮風の肌触り。
不快なんだけれども、それをいとわないなにかがある。

腰越は江ノ電が路面電車となる区間。
否が応でも江ノ電が主役の街だ。
フラフラと歩いていると後ろから江ノ電に引かれそうになる。
それもニュースで面白いか。

大きなスーパーもない昔ながらの個人商店が並ぶ海辺の商店街。
ガキの頃の思い出？
そんな気分を味わいたくて、時々足がむくのは性だろうな。