見出し画像

腹囲が気になる福井の旅 若狭国一宮若狭彦神社参拝 19.11.30 08:45

若狭国一宮若狭彦神社は二宮若狭姫神社から数百メートル離れた県道を少し入ったところにある。
幹線道路から少し入っただけで一気に牧歌的になる。いや、幹線道路の時点から牧歌的ではあったけれども。
駐車場はないが路駐に問題はなさそう。

画像1

入り口の鳥居からの参道が森の中へと続いている。
囲いすらない神社ではあるが、なんとなく宮の森が神域とそうでない部分とを分けている。
入り口こそ明るいが、中へと進めば進むほど高い木々により陽の光が遮られて薄暗くなってくる。

画像2

若狭彦神社は若浅姫神社に比べて圧倒的に神秘的だ。
社務所もない、人も居ない。
森の中にただ神社が建っている。

画像3

ホントの神社はこうなんだよ。昔の神社ってこうだったんだよ。
若狭彦神社が祀る彦火火出見尊が笑っていそうだ。

画像4

パワースポットってこういうところのことを言うのだろう。
神事をすべて若狭姫神社に任せっぱなしの神社ではあるが、他と違う一宮の真髄をひしひしと感じる。

画像5

若狭国は都にこんなに近いのに国が小さいためか国力は中国だった。
しかし、御食国であったとされ、庸・調で塩を納めていたそうだ。

画像6

江戸時代には京極氏の支配の元、北前船で栄え、京都へは鯖街道がひかれた。
若狭国は歴史好きには結構見どころがありそうなのだが、原子力発電の有り様でどうしても宿泊する気にはならなかった。
風評だということは重々承知はしているが、やっぱり嫌なものは嫌なのだ。

画像7

こんなに立派な一宮があるのに若狭も今ひとつパットしない。
海あり山ありの自然がありながら、原発に頼らないといけないなんて残念でならない。

ホントにそういうところをうまくやる能力が福井県には著しく欠けている気がしてならない。
全国に対する発信力が弱いと言うか、自分の魅力に気がついていないと言うか。
そのくせ、原子力に関してうまくやる能力だけは高いみたいだ。まんじゅうの下の小判だとか、イマドキ感はいかにも福井だが。
小判は拒まん・・・関電も調子に乗ることはなかったろうに。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?