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海辺の街散歩 腰越の「中華そばトランポリン」は決してチャランポランではなかった 19.09.01 14:25

8月が終わった。今日から暦の上ではセプテンバー。
気候は全然秋らしくないけれども、9月と言われると秋のような気がする。
でも今日は日曜日。夏休みの宿題をやり忘れた子どもたちには令和最初の9月1日は執行猶予みたいな一日だろう。

夏の最後に海が見たくなった。なんとなく足が腰越に向いた。
いつもどおりにまずは腹ごなしなのだけれども、しらすと迷った結果、いつも行列している最近流行りのラーメン屋、中華そばトランポリンの行列にキューイング。
トランポリンは初体験。いつも行列で並ぶ気にならなかった所。腰越は食べるところに困らない。何も行列してまでラーメン食べなくてもという意識だったが、珍しくカップルが一組しか待っていなかったので思わず並んでしまった。


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中華そばトランポリンは腰越の商店街にある。
入店の列に並んでいても時々通る江ノ電のレトロ感に癒やされる。
腰越の江ノ電は路面電車ですから。

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行列は店の前に出されている注文するラーメンの名前が書かれた木札をもって待つシステム。木札がなくなれば売り切れ。このアナログ感が江ノ電同様レトロでいい。こういう味以外のギミックも人気の理由なのだろう。
もっとも限定そば売り切れで中華そば820円とチャーシュー飯のみが木札として残っている。必然的に中華そばということに・・・。

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三番目にしては結構待たされた印象。
席が空くたびに店内に呼び込まれるシステム。
店内に入って行列の理由がわかった。狭い。そして新しい。きれい。

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女性が調理をして、おっちゃんが洗い物やら店内の片付けなどをするシステム。
女性店主なのか?男女平等参画のご時世だけれども、女性がつくるラーメンというのも珍しい。
店内がラーメン屋には似つかわしくないほどきれいなのもなんとなく納得がいく。

店内に入って限定そばあるよ!という話。
ではお願いしますということで木札が中華そばから限定そば870円に50円のグレードアップ。店の外の限定そばの張り紙がものすごい気になっていたのでありがたいのだが、細麺が売り切れで太麺になってしまうという話。
麺が選べるのか?限定そばは通常細麺なのか?中華そばはどちらなのだろう?せっかく初体験だから、限定とかではなくレギュラーの中華そばにするんだったかなと思ったりも。
店内に邦栄堂製麺の製麺の木箱が。鎌倉大町の麺ということか。
まぁ、限定と言われると思わず頼んでしまうのは人間だからしょうがないか。

店外の行列の理由がもう一つ。
仕事が丁寧すぎること。細麺が無くなっているらしいから茹でに時間がかかっている。盛り付けも丁寧。1丼あたりにかける時間がハンパない。提供される本人にとってはありがたいけれども、店外で待っている人にとっては迷惑な話か?
ラーメンというファーストフードがスローフードになっている。

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結構待ったなぁという印象で提供されたラーメンは美しいフォルム。
細麺が良いのか、太麺が良いのか?見た目的には細麺なのかな?レトロな太麺もありだと思うが。

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醤油の出汁は少し薄め。胡椒を入れるとピッタリだ。
チャーシューがとろとろでものすごい美味い。

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なるほど、うまい。
当然これも行列の理由か。
これは並んででも食べたくなるわ。

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江ノ電を挟んだ斜向かいには大勝軒もあって、いきなりこのあたりラーメン激戦区となりつつある。
でも、腰越でラーメンの本当の敵はしらすだろう。腰越まで来てラーメン食べるか?という意識もあるし。

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ラーメンはすごくうまかったけれども、次はしらすが食べたいなと個人的には思ってしまう。
この思いをラーメンに向けさせるのは並大抵のことじゃ無理かもしれない。




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