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富士山信仰 吉田の火祭りは中止になってしまったけれども・・・ 北口本宮冨士浅間神社参拝 20.08.26 08:40


今年は中止になってしまったけれども、吉田の火祭りの勧進元は口本宮冨士浅間神社
富士山世界遺産の構成資産の一つ。

日本武尊の創建と言われる北口本宮冨士浅間神社の旧社格は県社。甲斐国の一宮ですらないところが納得行かないほどの存在感がある。
富士山を背に北向きの神社は珍しい。


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富士山の世界遺産の数ある浅間神社の中では個人的には最も好きな浅間神社。
だから中止の当日にわざわざやってきているのだけれども。


富士山登山道の富士吉田口の起点でもあり、そのまま富士山まで続くかと思わせるような長い参道を歩く。


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人で混み合うから秘密らしいのだが、吉田の火祭りは中止だけれども、参道だけは夜には松明を立てるらしい。
神事だからなぁ、コロナ禍でまるまる中止だと色々と都合が悪かろう。子どもたちの教育にも良くない。屋台は流石に出ないみたいなのが残念でならないが、子どもたちの夏の思い出をすべて奪い取るようなことにならなくてよかった。


巨大な鳥居をくぐって境内へ。
境内は強烈に広い。
しかも、神社の様式が古いので社の間隔に余裕があって心地いい。


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朱の塗装が落ち気味なのも雰囲気を盛り上げる。
諏訪神社と並んだ社は、元は諏訪神社だったらしい名残だとか。
つまり、伊勢系ではなく出雲系ということ。


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火まつりでは、赤い富士山の神輿と諏訪神社の神輿が並んで御旅所と呼ばれる街へ繰り出し一晩を過ごすのだが、それも今年は中止らしい。
諏訪神社には神輿が並んで展示されている。神様も今年はステイホーム。コロナには勝てずだ。


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富士講というシステムにうまく乗っかって江戸時代には富士山参拝の人でごった返したらしい北口本宮冨士浅間神社。
富の字がうかんむりではなくわかんむりだというのも個性なのかな?


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富士山のパワーを感じる不思議な境内だ。



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