【長野県岡谷市】出るか出ないか御神渡りを確認に 由布姫の小阪観音院参拝 22.01.23_09:00
諏訪湖の岡谷の高台に小阪観音院がある。
かつて諏訪大社の社坊であったものが、諏訪氏の祈願所となり現在に至る。
諏訪湖見物のついでに寄ってみた。
高台から望む諏訪湖の姿は美しい。
湖は凍りついているようには見えない。
井上靖の小説風林火山に出る諏訪御料人由布姫がこの観音院で暮らしたことになっているらしい。
同作を原作にした大河ドラマ風林火山でもこの観音院が登場したそうだ。
ドラマの由布姫役は柴本幸。柴俊夫と真野響子の娘です。
そもそも小説の登場人物で、同じ大河ドラマの新田次郎原作の武田信玄では湖衣姫として南野陽子が演じていた。
つまり、居たのか居ないのかあやふやな想像の人物。
で、観音堂の裏手にはその碑があることでも有名なのだが、そういうの勘弁してほしい。
史実と違うものにはフェクションですとか想像ですとか明記が必要だと思うのだが。
ただ、由布姫の碑ですと言われると、現実かと思ってしまう。
坂本龍馬が大人気なのも司馬遼太郎のおかげ。フェクションと現実とを明確にしてもらわないと、日本の歴史がどんどん作り話に塗り替えられてしまうじゃないか。
雰囲気はよく、とても美しい寺院なんだから、そこのところきちんとしてくれればいいのに。
教育上良くないからね。