夏をあきらめきれなくて 腰越散策 日蓮法難龍口寺参拝 20.08.30 16:00
腰越の街の入り口にはランドマークのように日蓮法難龍口寺が存在する。鎌倉側から見れば出口になるのか。
龍口寺は鎌倉時代の処刑場跡。
なんとも不気味な地域なれど、処刑されそうになった日蓮が落雷により罪を免除になった場所と聞けばそれらしくも思える。
日蓮宗にとってはは大切な寺院だ。
腰越駅の側には鎌倉入を拒まれた義経が宿泊していた萬福寺もある。
稲村ヶ崎極楽寺の切通の外だから、当時は鎌倉という扱いではなかったのだろう。
腰越は不浄の地だった。
日蓮宗の寺院は歴史で学んだ日蓮の性格から、どこか緊張させられる雰囲気があるのだが、一般の参拝客にはかなり優しくどの寺院もウェルカムな状態で散策を許してくれるのはありがたい限り。
日蓮宗は、奈良京都中心の日本の宗教界的に言えば、遊行寺の時宗とならんで東日本を拠点にしているところも親近感がわくのも好印象の1つ。時宗は日蓮宗ほど触れる機会が少ないのは残念。
龍口寺も広大な境内を余すところなく見せてくれている。
ただ、潮風をまともに受ける土地柄、本堂や五重塔の痛みは素人目にも明らか。
これだけの建築を今建て直そうと思うとどれほどのお金がかかるんだろう?
日蓮宗といえども、大切なお寺とはいえ大金をおいそれとは出せまい。
宗教のことは詳しくわからないが、他人事ながら心配になる。
心配になっても、今日のお賽銭は10円で(笑)
こちらも人のことを心配できるほど生活に余裕がないもので(爆)
ここのベンチに座って潮風に吹かれていると時間がいくらでも立つ。
気がつくと1時間位平気でいられるのは良いのだが、死ぬ程蚊に刺されるのがいただけない。ボウフラ多いんだよなぁ。殺生はいけないことだろうけれども、そうも言ってられないもので・・・。
叩き殺された蚊には日蓮ほどの法力が無かったということで。
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