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神奈川散歩

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神奈川県内をウロウロしたときのお話です
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2023年10月の記事一覧

【神奈川県鎌倉市】北鎌倉紫陽花散歩 鎌倉五山第四位、浄智寺散策 23.05.27_14:45

 明月院を後に、臨済宗円覚寺派浄智寺へと回る。  鎌倉五山第四位の浄智寺は街道から少し入っただけなのに静寂さがたまらなくいい。  鎌倉幕府五代執権北条時頼の三男、北条宗政(つまり、空中元彌チョップこと、北条時宗の兄弟。NHKはなぜ和泉元彌なんて・・・それは言うまい)の菩提を弔うために建てられた寺院。  開基は時政の息子ということになっているが、まだ幼かっただろうから、時宗が力を添えたものだろう。  夢窓疎石なども住持し、最盛期は七堂伽藍を備え、塔頭も11寺院もあったそ

【神奈川県鎌倉市】北鎌倉紫陽花散歩 明月院は紫陽花だけじゃなかった 本堂後庭園 23.05.27_13:45

 明月院はメインの紫陽花ばかりではなく、裏庭園の菖蒲も見頃です。  明月院の方丈の丸窓の向こうが裏庭。    菖蒲の時期だけ公開される秘密の花園。  訪れたときの菖蒲の状態はいわば勝負。  この庭に入るために、拝観料と同じ500円が取られるのでまさに勝負(笑)  嫌なら見なけりゃいいだけなのだけど。  裏庭の菖蒲はまさに今が盛りだった。  いわば勝負に勝ったわけだ。  美しく咲く勝負はいかにも日本的。  菖蒲という名前から男性的でもあり、スラリとした立ち姿が

【神奈川県鎌倉市】北鎌倉紫陽花散歩 鎌倉で紫陽花といえば明月院でしょ 23.05.27_13:20

 円覚寺を出て、古民家ミュージアムに寄って・・・からの明月院。  紫陽花のはしご状態。  スカ線沿いからそれて明月院へと続く明月院通りは人人人の大行列。  まさに、北鎌紫陽花のメッカ巡礼中。  明月院も拝観料が500円。  すでに三箇所目で1500円も取られている勘定という感情。  ここを歩く人たちから一人500円か・・・と思うと悪くない商売だわ。  1年を紫陽花の季節で稼ぎ倒す。北条時頼の菩提寺。  いざ鎌倉が今ここに。  鎌倉のあじさい寺の称号を独り占め

【神奈川県鎌倉市】北鎌倉紫陽花散歩 古民家ミュージアムであじさい堪能 23.05.27_12:30

 円覚寺から明月院へ紫陽花のリレーの途中、古民家ミュージアムに寄ってみた。  初めての立ち入りかもしれない。  ここにミュージアムが有ることは知って履いたけれど、入るまでもないかなといつも思っていた。  でも、今は紫陽花の時期。  円覚寺の紫陽花がもう一息な感じだったのでついつい寄りたくなってしまった。  なんでも福井県から3棟の古民家を移築して合体させたものだそうだ。  元々鎌倉のものではないみたい。  風土が異なるところからの移築ではやっぱり雰囲気も合わない

【神奈川県鎌倉市】北鎌倉紫陽花散歩 晩春の円覚寺あじさい散歩 23.05.27_10:50

 晩春の北鎌倉巡り。  目的は紫陽花です。  5月のうちじゃちょっと早いかとも思ったんだけど、今年は桜はあっという間に咲いた印象があるので、なんだか気が急くというか、季節先取りくらいがちょうどいいのかもと思ったりしたもので。  横須賀線を北鎌倉駅で下車して、やってきた円覚寺は、鎌倉五山第二位の寺院。  拝観料が500円。なんだかコロナ禍の間に値上がったなぁと言う印象。なんとなく300円のつもりだったので特にそう思うのだろう。  聞くと5月かららしい。シーズンを前に・

【神奈川県川崎市】昭和の残像を求めて鶴見線散歩 川崎市内編 23.04.29_09:50

 昭和の日が台風襲来だったので、その翌日に昭和が残る鶴見線散歩にでかけてみた。  鶴見線は、横浜市鶴見区鶴見駅と川崎市川崎区扇町駅を結ぶJR東日本の鉄道路線。  本線の他に海芝浦支線、大川支線が存在する。  京浜港地帯を走る、日本の重工業を支え続ける路線だ。  そのうち本線だと武蔵白石駅から東側と大川支線が川崎市を走っている。  浅野財閥の手で埋め立てられた土地に浅野財閥が鉄道を通したのが鶴見線の始まり。  川崎市の駅だけでも、武蔵白石駅は日本鋼管の白石元治郎から、