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1000日チャレンジ 970日目 国立西洋美術館「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展—美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」

ゴールまで30日

★BMI:23.1

★先日、国立西洋美術館で、「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展—美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」を観たので記録に残しておきたい。

【会期】2023年10月3日[火]~2024年1月28日[日]
【会場】国立西洋美術館
【主催】国立西洋美術館、ポンピドゥーセンター、日本経済新聞社、テレビ東京、BSテレビ東京、TBS、BS-TBS、TBSグロウディア
【後援】在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
【協賛】大林組、住友不動産、ダイキン工業、DNP大日本印刷、日本通運ブシュロン、ジャパン三井住友銀行
【協力】サッポロビール、日本航空、パリ・ポンピドゥー・センター日本友の会、西洋美術振興財団
(以下、公式web siteより引用)「20世紀初頭、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックという2人の芸術家によって生み出されたキュビスムは、西洋美術の歴史にかつてないほど大きな変革をもたらしました。その名称は、1908年にブラックの風景画が「キューブ(立方体)」と評されたことに由来します。
西洋絵画の伝統的な技法であった遠近法や陰影法による空間表現から脱却し、幾何学的な形によって画面を構成する試みは、絵画を現実の再現とみなすルネサンス以来の常識から画家たちを解放しました。また絵画や彫刻の表現を根本から変えることによって、抽象芸術やダダ、シュルレアリスムへといたる道も開きます。慣習的な美に果敢に挑み、視覚表現に新たな可能性を開いたキュビスムは、パリに集う若い芸術家たちに大きな衝撃を与えました。そして、装飾・デザインや建築、舞台美術を含む様々な分野で瞬く間に世界中に広まり、それ以後の芸術の多様な展開に決定的な影響を及ぼしています。
本展では、世界屈指の近現代美術コレクションを誇るパリのポンピドゥーセンターの所蔵品から、キュビスムの歴史を語る上で欠くことのできない貴重な作品が多数来日し、そのうち50点以上が日本初出品となります。20世紀美術の真の出発点となったキュビスムの豊かな展開とダイナミズムを、主要作家約40人による絵画を中心に、彫刻、素描、版画、映像、資料など約140点を通して紹介します。日本でキュビスムを正面から取り上げる本格的な展覧会はおよそ50年ぶりです。」

◎ロベール・ドローネー『パリ市』(1910-1912;ポンピドゥー・センター/国立近代美術館・産業創造センター蔵)

ロベール・ドローネー『パリ市』(1910-1912;ポンピドゥー・センター/国立近代美術館・産業創造センター蔵)

◎パブロ・ピカソ『ギター奏者』(1910;ポンピドゥー・センター/国立近代美術館・産業創造センター蔵)

パブロ・ピカソ『ギター奏者』(1910;ポンピドゥー・センター/国立近代美術館・産業創造センター蔵)

◎マルク・シャガール『墓地』(1917;ポンピドゥー・センター/国立近代美術館・産業創造センター蔵)

マルク・シャガール『墓地』(1917;ポンピドゥー・センター/国立近代美術館・産業創造センター蔵)

◎フェルナン・レジェ『タグボートの甲板』(1920;ポンピドゥー・センター/国立近代美術館・産業創造センター蔵)

フェルナン・レジェ『タグボートの甲板』(1920;ポンピドゥー・センター/国立近代美術館・産業創造センター蔵)

【感想】さすが、ポンピドゥー・センターのコレクションだけあって、それぞれの作家の作品が複数展示されていて、重厚感のある展覧会だった。ピカソやブラックは、そうそう、キュビスムってこうだよねという作品たち。意外だったのは、シャガール。なるほど、キュビスム的な作品もあるのね。ここを経て独自の世界に行ったのだなぁ。レジェも、キュビスムという印象は持っていなかったけど、モンパルナスでは一時シャガールと同じところにいて影響を受けたのだとか。その後、色彩豊かなキュビスムとも抽象絵画とも違う方向に進んだということなんだね。展示の構成も分かりやすくできていて見やすかった。さすがに平日の午前中でも、そこそこ人がいて、やっぱりピカソさんを好きな人は多いんだなぁと思った。


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